AI搭載ウェアラブルデバイス「Episeras」が来年ヨーロッパで発売へ
てんかん患者に発作の予兆を警告するAI搭載ウェアラブルデバイス「Episeras」(旧mjn-SERAS)が、来年ヨーロッパで発売される予定です。
開発元と目的
ドイツの製薬会社Neuraxpharmとスペインのデジタルヘルススタートアップmjn-neuroが開発。
薬剤耐性てんかんを持つ人々、特に突然の発作により重傷を負うリスクがある患者を対象としています。薬剤耐性てんかんは、てんかん患者全体の約30%に見られます。
デバイスの仕組みと機能
Bluetooth対応のイヤホン型デバイスで、特注の3Dプリント脳活動センサーを搭載。
AIアルゴリズムを用いて、脳内の電気信号パターンをリアルタイムで監視し、発作の予兆を検知します。
センサーはスマートデバイスのアプリと連携し、発作が起こる数分前に患者本人と信頼できる連絡先に警告を送信可能。
アプリでは発作リスクデータや通知も表示され、患者と介護者の日常的なモニタリングをサポートします。
両社によると、Episerasは外来および在宅介護の両方で利用できる、リアルタイムでの発作早期検出を可能にする初のデジタルヘルスソリューションです。
承認状況と今後の展開
ヨーロッパでクラスIIa医療機器として検証・認証されており、EU CEマークとUKCAマークの両方を取得しています。
来年後半にヨーロッパでの展開を開始する予定です。
現在、スペイン、英国、ドイツで前向き臨床試験(SERAS-Home_RWD)を実施中で、中間結果は発表準備中です。
開発背景
Neuraxpharmの「beyond the pill」戦略(てんかんなどの疾患に対する薬物療法とデジタルヘルステクノロジー・医療機器の組み合わせ)の具体的な第一歩。
EUのEuropean Institute of Technology Health (EIT Health)やHorizon 2020プログラムからの支援を受けて開発されました。
元記事:Wearable alert system for epileptics set for European launch