ジョンソン・エンド・ジョンソン、トランプ政権と最恵国待遇(MFN)薬価協定に合意、関税の脅威を回避

J&J、トランプ政権と「最恵国待遇」薬価合意を締結

Johnson & Johnson (J&J) は、関税の脅威を回避するため、トランプ政権との「最恵国待遇(MFN)」薬価合意に署名した最新の製薬会社となりました。これは、医薬品へのアクセスを改善し、コストを削減することを目的としています。J&Jは、このような合意に署名した15番目の企業と考えられています。

TrumpRxチャネルを通じた医薬品提供と割引

本合意により、J&Jは、他社と同様に、今月オンラインになる予定のTrumpRxダイレクト・トゥ・コンシューマー(DTC)販売チャネルを通じて医薬品を提供する予定です。これにより、数百万人のアメリカ人患者がJ&Jの医薬品を「大幅に割引された価格」で購入できるようになり、メディケイドもMFN価格でアクセスできるようになります。ただし、対象となる医薬品や具体的な価格の詳細は、今回の発表では明らかにされていません。

トランプ大統領は、米国における医薬品価格の引き下げを第二期政権の主要目標としており、7月には17社の製薬会社にMFNモデルの採用を命じていました。このうち、AbbVieとRegeneronを除く15社が合意に達しています。

米国内での大規模投資と雇用創出

J&Jはまた、ノースカロライナ州とペンシルベニア州に2つの追加製造施設を建設すると発表しました。これらは、昨年発表された550億ドルの米国投資パッケージの一部です。具体的には、ペンシルベニア州には細胞治療製造施設、ノースカロライナ州には医薬品製造施設が建設されます。

さらに、J&Jは昨年着工したノースカロライナ州ウィルソンでの20億ドルのバイオ医薬品製造施設の建設が進行中であると述べています。この施設は、建設中に約5,000人の雇用を創出し、完成後には500の新規雇用を支援する見込みです。昨年9月には、ノースカロライナ州ホリー・スプリングスにあるCDMOのFujifilm Biotechnologiesの新しい敷地内で、16万平方フィート以上のユニットを取得しており、今後10年間で100億ドルのコミットメントがあります。同社によると、追加の米国投資プロジェクトは今年後半に発表される予定です。

J&Jの最高経営責任者(CEO)であるJoaquin Duatoは、「この合意は、官民が共通の目標に向かって協力すれば、患者と米国経済に真の成果をもたらすことができることを示している」とコメントしています。

元記事:J&J jumps on the MFN pricing train