頑固な高血圧に効果のある可能性のある経口薬について

新しい治療薬「バクスドロスタット」が治療抵抗性高血圧に効果

治験結果によると、実験薬バクスドロスタット(baxdrostat)が、他の治療法で改善しない治療抵抗性高血圧の患者に有効である可能性が示されました。

臨床試験結果

血圧低下: 1日1回バクスドロスタットを3ヶ月間服用した患者は、血圧が9~10 mm/Hg有意に低下しました。これは心臓発作、脳卒中、心不全、腎臓病のリスクを大幅に低減することにつながるとされています。

正常血圧達成: バクスドロスタットを服用した患者の約4割が健康な血圧を達成しました。一方、プラセボ群では2割未満でした。

作用機序と意義

バクスドロスタットは、腎臓が塩分と水分のバランスを調節するのに役立つホルモンであるアルドステロンの産生を阻害することで作用します。一部の人々ではアルドステロンが過剰に産生され、これが血圧上昇の原因となります。この結果は、アルドステロンが制御困難な高血圧において重要な役割を果たしている可能性を示唆しています。

今後の展望

これらの結果に基づき、製薬会社アストラゼネカは、バクスドロスタットの米国食品医薬品局(FDA)への承認申請を準備しています。これは、複数の治療法を用いても制御が困難な高血圧という、循環器医療における最も困難な課題の一つに取り組む可能性を秘めています。

元記事:Daily Pill Might Help People With Stubborn High Blood Pressure