エンジェリーニ・ファーマ、韓国のバイオテック企業ソヴァーゲンからmTOR阻害剤のライセンスを取得、遺伝性てんかんやその他の脳疾患への応用を目指す

Angelini Pharma、SovargenからmTOR阻害剤SVG105をライセンス契約

Angelini Pharmaは、韓国のバイオテクノロジー企業Sovargenから、遺伝性てんかんやその他の脳疾患に対する可能性を持つ前臨床段階のmTOR阻害剤SVG105のライセンス契約を締結しました。この契約は5億5000万ドルを超える規模で、Angeliniにとって主要なライセンス契約となります。

契約の概要とSVG105の特性

契約対象地域: Angeliniは、韓国、中国、香港、マカオ、台湾を除く地域でのSVG105の開発および商業化の権利を獲得しました。

SVG105のメカニズム: SVG105は、mTOR経路を標的とするファーストインクラスの可能性を秘めたアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)です。

適用疾患: 「薬剤耐性小児てんかんを含む、いくつかの脳健康障害」への潜在的な可能性が示されています。

mTOR阻害とてんかん治療

mTOR経路の阻害は、mTOR経路遺伝子変異に関連するてんかん(mTORopathies)に対する確立された治療アプローチです。

既存薬: 結節性硬化症(TSC)の治療薬として、ノバルティスのAfinitor(エベロリムス)とシロリムスが承認されており、発作回数を減少させることが臨床試験で示されています。

SVG105の主な適応症: Sovargenは、SVG105の最初の適応症として、小児の遺伝性てんかんの最も一般的な形態の一つであり、承認された治療薬が存在しない焦点皮質異形成タイプ2(FCD2)を想定しています。世界中で約400万人がFCDてんかんを抱えています。

Angelini Pharmaの戦略と今後の展望

Angelini Pharmaの最高経営責任者であるJacopo Andreose氏は、「このSovargenとの提携は、Angelini Pharmaの脳健康分野における主導的役割をさらに強固にし、当社の強固なポートフォリオとパイプラインに新たな広がりを加えるものです」と述べています。

パイプライン強化: この契約は、AngeliniがGRIN Therapeuticsから希少遺伝性てんかんおよび神経発達障害治療薬radiprodilを5億2000万ドルでライセンス取得したことや、OmniAbの小分子薬RO’599(ニューロン興奮性に関わるカリウムチャネルKv7.2を標的)に続く、一連のパイプライン強化策の一環です。

  • 契約条件: Sovargen(KAISTからスピンアウトし、難治性疾患に対する疾患修飾型RNA治療薬に注力)は、前払い金、将来のマイルストーンに応じた支払い、およびロイヤリティを受け取ることになります。

元記事:Angelini taps Sovargen for epilepsy drug in $550m deal