がんリスクの懸念から降圧剤プラゾシンがリコール

がんリスクの懸念から降圧剤プラゾシンがリコール

血圧降下剤プラゾシン、発がん性懸念で自主回収

2025年11月3日、米国食品医薬品局(FDA)は、広く処方されている血圧降下剤であるプラゾシン塩酸塩(prazosin hydrochloride)の50万本以上について、発がん性の可能性のある化学物質に関する懸念から自主回収を発表しました。

回収の背景と詳細

ニュージャージー州に拠点を置くTeva Pharmaceuticalsと医薬品販売業者Amerisource Health Servicesは、合計で580,000本以上のカプセル型医薬品の自主回収を開始しました。これはCBS Newsの報道に基づいています。

回収の理由は、プラゾシンカプセルにニトロソアミン不純物が含まれている可能性があるためです。ニトロソアミンは、高レベルまたは長期間の曝露において、ヒトに対して発がん性の可能性があると考えられている化学物質群です。FDAは、これらの化学物質が医薬品の製造プロセス中の化学反応や、包装からの溶出によって生成される可能性があると説明しています。

回収の対象となるのは、Teva Pharmaceuticalsから流通した1mg、2mg、5mgのプラゾシン、およびAmerisource Health Servicesから流通した5mgのプラゾシンです。これらの医薬品は、米国全国にのみ流通していました。

プラゾシンについて

プラゾシンは主に、血管を弛緩させて血流を改善することにより、高血圧の治療に用いられます。高血圧治療以外にも、適応外使用として処方されることがあります。

FDAのリスク分類と患者へのアドバイス

FDAは今回の回収をクラスIIリスクに分類しています。これは、製品が一時的または医学的に可逆的な健康被害を引き起こす可能性があるか、または重篤な健康被害の可能性が低いことを意味します。

これらのプラゾシンカプセルを服用している患者は、血圧降下剤の突然の中止が深刻な健康リスクをもたらす可能性があるため、医師または薬剤師に連絡して指導を求める必要があります。

元記事:Blood Pressure Medication, Prazosin, Recalled Over Cancer Risk