NHS歯科統計2024/25:治療回数は増加もパンデミック前より10%減
本日(8月28日)発表されたNHS歯科統計2024/25によると、イングランドにおける歯科治療は前年度から増加したものの、パンデミック前の平均水準を10%下回っていることが明らかになりました。
治療活動と患者数の詳細
- 総治療回数(COTs):3,500万回が提供され、2023/24年度から4%増加しました。
- 成人患者向けのCOTsは2,300万回で2%増加。
- 小児患者向けのCOTsは1,200万回で7%増加。
- 治療内容の内訳:
- 総COTsの60%以上が「バンド1治療」でした。
- 10%が「緊急治療」でした。
- 歯科治療活動単位(UDAs):7,300万単位が提供され、2023/24年度から1%未満の増加。「バンド1」がUDAs全体の29%を占めました。
- 受診患者数:
- 2025年3月31日までの24ヶ月間に1,800万人の成人患者が受診(イングランド成人人口の40%)。
- 2025年3月31日までの12ヶ月間に690万人の小児患者が受診(小児人口の57%)。
歯科医師数と英国歯科医師会(BDA)の見解
- 歯科医師数:NHS活動を行う歯科医師は24,543人となり、2023/24年度比で1.4%増加しました。イングランドの人口10万人あたりの歯科医師数は42人で前年度と同水準でしたが、地域間で差が見られました。
- BDAの指摘:英国歯科医師会(BDA)は、このデータが「NHS歯科治療を立て直すための緊急性と意欲の必要性」を強調していると述べています。ロックダウンから半世紀が経過してもNHS歯科治療は「回復しておらず」、「何百万もの人々へのケアを回復させるには、真の改革と公正な資金提供が必要である」と訴えています。
元記事:Latest NHS dental stats revealed: has provision improved since last year?