シロシビンやサイケデリックの人気上昇、ER受診増にはつながらず
2025年11月21日 — シロシビンなどの幻覚剤の使用が増加しているにもかかわらず、「バッドトリップ」によるER受診や入院の増加は見られないと、JAMA Network Open誌で研究者らが報告しました。
研究結果の概要
2020年初頭にわずかに上昇した後、2023年まで入院は減少しており、幻覚剤の非犯罪化政策との相関は認められませんでした。
幻覚剤の使用は米国で増加しており、オレゴン州、コロラド州、およびマサチューセッツ州、カリフォルニア州、ミシガン州のいくつかの都市でシロシビンの使用が非犯罪化されています。
研究の詳細
研究者らは2016年から2023年の間に16歳から64歳の物質使用に関するER受診と入院を追跡調査しました。
物質使用で治療された130万人以上のうち、幻覚剤を摂取していたのは2%未満でした。
幻覚剤関連の入院の月間割合は、2016年1月の0.6%から2021年1月には約1.2%まで上昇しましたが、現在はパンデミック前のレベルをわずかに上回る水準で安定しています。
研究チームは、「幻覚剤は物質関連の入院のごく一部を占めるに過ぎず、アルコールやオピオイド関連の受診がそれを上回っている」と結論付けています。
- セントルイス大学医学部のリチャード・グルツァ教授は、「幻覚剤の使用増加がER受診の増加に寄与しているようには見えず、むしろアルコールや他の薬物がサイケデリック使用の有害な結果を招いているようだ」と述べています。
元記事:Popularity of Psilocybin, Psychedelics Hasn't Increased ER Visits