RSVワクチン1回接種、高齢者を2シーズン保護する可能性も効果は経年で減衰
新しい研究によると、RSVワクチンを1回接種するだけで、高齢者を2シーズンにわたって保護できる可能性があるものの、その効果は2年目には低下することが示されました。
研究結果の概要
2023-2024および2024-2025のRSVシーズンにおいて、重症呼吸器疾患で入院した60歳以上の約7,000人を追跡調査しました。
ワクチン接種により、2シーズンにわたるRSV関連入院のリスクが58%低減しました。
保護効果は、接種後1年目で69%でしたが、2年目には48%に低下しました。
主任研究者のウェスリー・セルフ博士は、「これらの結果は、RSVワクチンが高齢者のRSV感染による入院や重症化を防ぐことを明確に示している」と述べています。
現行のCDCガイドラインと今後の課題
米疾病対策センター(CDC)は、75歳以上の全成人、および50~74歳で重症RSV感染のリスクが高い成人に対し、RSVワクチン1回接種を推奨しています。
CDCは現時点では「年間接種ではなく、一度接種した人は再接種の必要はない」としています。
しかし、今回の研究結果は、ワクチンの効果が時間とともに減衰することを示しており、CDCのガイドライン見直しが必要になる可能性を提起しています。
セルフ博士は、長期的な保護を維持するためには、初回接種後のある間隔での再接種が戦略となり得ると指摘し、今後もワクチンの有効性を継続的に監視し、再接種の検討を行うことの重要性を強調しました。
元記事:One Dose of RSV Vaccine May Shield Older People for Two Seasons