ファイザー社のmRNAインフルエンザワクチン、従来のインフルエンザワクチンを上回る効果を示した新規試験

PfizerのmRNAインフルエンザワクチン、従来のワクチンより優位

大規模な第3相試験で有効性を確認

2025年11月19日にThe New England Journal of Medicineで報告された研究結果によると、PfizerのmRNAインフルエンザワクチンが、従来のインフルエンザワクチンと比較して優れた効果を示しました。2022-2023年のインフルエンザシーズン中に18,000人以上の成人を対象とした第3相試験では、mRNAワクチン接種群は、従来のワクチン接種群と比較してインフルエンザ様疾患が34.5%減少しました(mRNA群57例に対し、従来群87例)。このワクチンは主にH3N2、H1N1のA型株、Victoria、YamagataのB型株に対して防御効果を示しました。

「ゲームチェンジャー」としての期待と承認への障壁

PfizerのCOVID-19ワクチンと同じmRNA技術を使用するこのインフルエンザワクチンは、将来のインフルエンザシーズンでの防御改善に繋がる可能性が示唆されています。Vanderbilt大学メディカルセンターのDr. Buddy Creechは、mRNAワクチンがより迅速に製造でき、毎年流行する株により適合させやすいことから「ゲームチェンジャー」となり得ると指摘しています。しかし、公的機関によるmRNAワクチンへの疑念や、米国保健福祉省(HHS)がmRNAワクチン研究への約5億ドルの資金提供を中止した経緯があり、承認は容易ではない可能性が専門家から指摘されています。

副作用は発熱がやや多いものの、ほとんどが軽度

副作用は両ワクチンで報告されましたが、mRNAワクチン接種者の方が発熱の報告が多かった(mRNAワクチン5.6% vs 従来のワクチン1.7%)とされています。しかし、ほとんどの症状は軽度で、1~2日以内に消失しました。Pfizerは連邦規制当局との協議を進めているものの、承認の具体的なタイムラインは明らかにしていません。

元記事:New Trial Shows Pfizer’s mRNA Flu Shot Beats Traditional Flu Vaccine