「永遠の化学物質」PFAS、化粧品に広く存在もFDAは安全性データ不足を指摘
連邦規制当局は、化粧品やスキンケア製品における「永遠の化学物質」として知られるPFAS(ペルフルオロアルキル物質およびポリフルオロアルキル物質)の存在に関する報告書を発表しました。PFASは人工化学物質であり、分解されにくく、人体や環境に蓄積します。これらは化粧品に意図的に添加される場合と、汚染物質として含まれる場合があります。今回の報告書は美容業界でのPFASの広範な使用を裏付けていますが、米国食品医薬品局(FDA)は、消費者にとって本当に安全であるかを判断するのに十分な科学的証拠が不足していることを認めました。
報告書の詳細とFDAの懸念
新しい報告書によると、51種類のPFASが1,744種類の化粧品配合で使用されています。これらの合成化学物質は、製品の防水性を高め、耐久性を向上させ、質感を改善するため製造業者に好まれています。
FDAの科学者たちは、美容製品に見られるPFASの約96%を占める最も頻繁に使用される25種類のPFASに焦点を当ててレビューを行いました。その結果は不明瞭であり、5種類は安全性の懸念が低いとされたものの、1種類は潜在的な健康リスクが指摘され、残りの安全性は確認できませんでした。
FDA長官のマーティ・マカリー博士は、民間研究へのアクセスが困難であることに懸念を表明し、「ほとんどのPFASに関する毒性データは不完全または利用不可能であり、消費者の安全性について大きな不確実性が残っている」と述べ、信頼できるデータ不足がさらなる研究を必要としていると付け加えました。潜在的な毒性への懸念が高まっているにもかかわらず、化粧品でのPFAS使用を具体的に禁止する連邦法は現在存在しません。
今後の対応
FDAは今後、米国疾病予防管理センター(CDC)や米国環境保護庁(EPA)と緊密に連携し、小売および食品サプライチェーン全体でのPFASに関する推奨事項を更新・強化する計画です。当局はこれらの化学物質の監視により多くの資源を投入し、特定の製品が危険であることが証明されれば、執行措置を講じることを誓約しています。
元記事:'Forever Chemicals' Common in Cosmetics, but FDA Says Safety Data Are Scant