プライベートエクイティグループCVCによるイタリア製薬会社レコルダーティ買収提案、追加投資グループが参加し成立へ

CVC主導のコンソーシアムによるRecordati買収提案の進展

プライベートエクイティグループCVCは、イタリアの製薬会社Recordatiの支配権取得に向けた非請願入札を進展させています。当初3月にCVCが提示した買収提案は、1株あたり€52、企業価値€109億(約120億ドル)で、ユーロネクスト・ミラノ証券取引所からの上場廃止を伴うものでした。

CVCはすでにRecordatiの46.8%を所有しており、この提案の条件の一つとして追加投資家の確保を挙げていました。本日、ベルギーの投資グループGBLがこの取り組みに参加したことが発表され、両投資家が主導するファンドコンソーシアムが、1株あたり€51.29、企業価値€107億の拘束力のある買収提案を正式化しました。

買収の背景とRecordatiの戦略的必要性

Recordatiは近年好調に成長しており、2025年の売上はクッシング症候群治療薬Isturisa(osilodrostat)などの製品に牽引され、8.3%増の€26.2億に達しました。Isturisaの売上は昨年22.5%増の€3.94億に達し、ピーク売上予測も当初の約€6億から€12億へと倍増しています。

しかし、同社はさらなる拡大を目指しており、抱き合わせのライセンス契約やM&A取引のための資金を必要としています。Recordatiは、非公開企業となることで、より高い機密性、迅速な意思決定、および公開株主からの圧力軽減により、これらの戦略がより容易になると考えています。

また、Recordatiは「新たな開発段階」に入っており、特に希少疾患カテゴリーへの拡大を計画しています。しかし、新規資産のライセンス取得や買収における競争環境は激化し、価格が高騰しています。この結果、プログラムが開発のより早期段階にあることが多くなり、失敗のリスクが高まるため、非公開所有が「この段階を支援するのに適しており、戦略的柔軟性、安定した資本基盤、そして長期的な株主支援を提供する」とRecordatiは述べています。

その他の投資家と今後の見通し

CVCとGBLが共同支配投資家としてパートナーシップを組むこの買収には、アブダビ投資庁(ADIA)の子会社Luxinva、カナダ年金制度投資委員会(CPPIB)、そしてRecordatiの会長であるアンドレア・レコルダティ氏も投資家として参加しています。Recordatiは、この新しい拘束力のある提案が「長期的視点での会社の発展を支援するという明確なコミットメントを持つ、コミットされ、柔軟で安定した株主基盤によって支えられている」と表明しています。

この買収は年内に完了する見込みです。ただし、Il Sole 24 Ore紙が報じたIntermonteのアナリストは、現在の提案価格では「Recordatiの投資家にとって魅力的ではない」として、上場廃止が進むかどうか懐疑的な見方を示しています。

元記事:GBL joins CVC in €10.7bn takeover bid for Recordati