末梢神経ブロック後のリバウンド痛軽減にIVデキサメタゾンが最も効果的と評価 – Medscape

末梢神経ブロック後のリバウンド痛軽減:静脈内デキサメタゾンが最も有効

研究方法と目的

本ネットワークメタアナリシスは、成人外科手術患者における末梢神経ブロック後のリバウンド痛予防策を比較するため、無作為化比較試験のシステマティックレビューを実施しました。主要評価項目はリバウンド痛の発生率であり、SUCRAスコアを用いて治療法をランク付けしました。静脈内および神経周囲経路の両方で、デキサメタゾン、デクスメデトミジン、ケタミン、エスケタミン、予防的オピオイド、神経周囲カテーテルなどの介入が評価対象となりました。

主要な知見

  • 静脈内デキサメタゾンは、リバウンド痛の発生率を減少させる可能性が最も高く(SUCRAスコア 0.91)、対照群よりも明らかに優れていると判断されました(20試験)。
  • 神経周囲デクスメデトミジンは、リバウンド痛の発症を遅らせる可能性が最も高いことが示されました(SUCRAスコア 0.76、10試験)。
  • 神経周囲デキサメタゾンは、初回レスキュー鎮痛までの時間を延長する可能性が最も高いと評価されました(SUCRAスコア 0.84、8試験)。
  • 予防的オピオイドは、リバウンド痛の発生率に関して対照群よりも劣る可能性が示唆されましたが、これは単一の試験からの直接的なエビデンスに基づくものです。
  • 分析には24件の試験(2130人の成人)が含まれ、エビデンスの確実性は「非常に低い」から「中程度」の範囲でした。

臨床的意義と限界

本メタアナリシスは、単回注射の末梢神経ブロック後のリバウンド痛の負担を軽減する上で、静脈内デキサメタゾンが最も高い可能性を持つことを強調しています。神経周囲デキサメタゾンやデクスメデトミジンといった他の薬剤も潜在的な利点を示し、臨床現場での実行可能な代替または補助となり得ると考えられます。

しかし、本研究には、ブロック手技、局所麻酔薬、手術、リバウンド痛の定義における実質的なばらつきや、一部の薬剤が評価された試験数が少ないという限界があります。

元記事:IV Dexamethasone Ranks Best Against Post-Block Rebound Pain