Scribe Therapeutics、Nasdaq上場と1億5,500万ドル超を調達
Scribe Therapeuticsは、米国Nasdaqに上場し、CRISPRベースの生体内治療薬パイプラインを心血管代謝疾患向けに進めるため、1億5,500万ドル以上を調達しました。
リード候補STX-115
アラメダ、カリフォルニアに拠点を置くScribeのリード薬候補はSTX-115です。これは、DNAを恒久的に改変することなくPCSK9をエピジェネティックにサイレンシングし、低密度リポタンパク質(LDL)コレステロールを減少させるよう設計されています。現在オーストラリアで初回ヒト試験(first-in-human trial)が進行中で、来年にはデータが発表される予定です。
企業背景とIPOの動向
同社はノーベル化学賞受賞者ジェニファー・ダウドナを創設者の一人としており、今年に入って14番目のバイオテック企業のNasdaq上場となりました。ScribeのIPOは、860万株を15ドルで販売し、1億2,900万ドルを調達しましたが、引受会社による追加株購入オプションの行使などにより、最終的な調達額は1億5,550万ドルとなりました。初期投資家であるEli Lillyは上場により同社株式の10%超を保有し、Sanofiも750万ドルの私募購入を行いました。STX-115の予備データは、単回投与で最長18ヶ月間LDLコレステロールを持続的に低下させる可能性を示しており、投資家から好評価を得ています。Scribeは、Lp(a)とトリグリセリドを標的とする他の2つの心血管候補薬も開発中です。同社はNasdaqでSCTXのティッカーシンボルで取引を開始しました。
Apnimed、閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)治療薬で1億5,000万ドルを調達予定
ケンブリッジ、マサチューセッツ州に拠点を置くApnimedはNasdaq上場を計画しており、1,000万株を14ドルから16ドルの間で販売することで、約1億5,000万ドルの総収益を見込んでいます。
リード候補AD109
調達資金は、閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)治療薬として4月にFDAに申請済みのAD109の商業化に充当される予定です。AD109は、新規抗ムスカリン薬アロキシブチニンと選択的ノルエピネフリン再取り込み阻害薬(sNRI)オクスニムビ(アトモキセチン)を組み合わせた1日1回経口投与の薬剤です。これは、Eli Lillyの週1回注射製剤Zepbound(チルゼパチド)に続く、OSA治療の新たな経口選択肢となる可能性があります。ApnimedはNasdaqでAPMDのシンボルで上場する予定です。
元記事:Scribe raises $155m in IPO, as Apnimed pitches for $150m