FDA、中絶薬ミフェプリストンの安全性を見直し中

FDAが妊娠中絶薬ミフェプリストンの安全性を見直し

2025年9月29日、米国食品医薬品局(FDA)は、25年間使用されてきた妊娠中絶薬ミフェプリストンの安全性について見直しを行っていると発表しました。この見直しは、保守派の州検事総長や反中絶団体からの圧力の中で行われています。

見直しの背景と焦点

保健福祉長官ロバート・F・ケネディ・ジュニアの書簡により発表されました。

FDAの安全性プログラムへの準拠に焦点を当て、「最新のデータ」と「実世界での結果と証拠」をレビューするとされています。

この動きは、2023年にバイデン政権がミフェプリストンの郵送および遠隔医療での提供を許可したことに対する保守派からの批判を受けています。

現在、米国の大多数の中絶は薬物療法で行われており、ミフェプリストンは2剤併用レジメンの最初の薬です。

安全性に関する異なる見解

ケネディ長官の書簡は、十分な医療支援なしでのミフェプリストン提供が「潜在的な危険」をもたらす可能性を示唆する研究や、FDAのデータ(2000年から2012年までに2,740件の有害事象、うち416件が輸血を要した)を引用しています。

Ethics and Public Policy Center (EPPC) の研究は、女性の約11%が「深刻な有害事象」を経験すると主張しています。

しかし、他の情報源は、深刻な合併症の発生率を「200分の1以下」と指摘しており、大幅に低いとしています。

米国自由人権協会(ACLU)は、100以上の研究がミフェプリストンの「卓越した安全性記録」を裏付けているとし、2000年のFDA承認以来、750万人以上の女性が使用してきたことを強調しています。この薬は妊娠10週目までの妊娠中絶が承認されています。

今後の可能性

見直しにより、ミフェプリストンの処方方法(例:遠隔医療や特定の医療提供者への制限)に変更が生じる可能性はありますが、専門家は全面的な承認撤回は考えにくいと示唆しています。

FDAが承認を撤回することは「異例の措置」であり、直ちに法的異議申し立てに直面する可能性が高いとされています。

  • 見直しの完了時期は明示されていませんが、FDAは州に進捗を報告するとしています。

元記事:Kennedy Says FDA Reviewing Safety of Abortion Pill Mifepristone