イリノイ州、初の希少なマダニ媒介ポワッサンウイルス感染を確認し住民に警戒を呼びかけ
イリノイ州の保健当局は、州内で初のポワッサンウイルス感染症例が確認され、住民に警戒を促しています。感染者は重症化しましたが、感染場所がイリノイ州内であるかはまだ特定されていません。現在、州全体でマダニのウイルス検査が実施されています。
ポワッサンウイルスとは
ポワッサンウイルスは稀なウイルスですが、主にクロアシマダニ(blacklegged deer tick)などの感染したマダニの咬傷を介して人間に感染します。
症状と重症化のリスク
一般的な症状には、発熱、疲労、頭痛、嘔吐、脱力感などがあります。
重症化すると、ウイルスが脳に感染し脳の炎症(脳炎)や髄膜炎を引き起こす可能性があり、錯乱、構語障害、協調運動失調、発作といった深刻な神経症状が現れることがあります。
治療と予防策
ポワッサンウイルスに対する特定の治療法は存在しません。そのため、予防が最も重要とされています。
推奨される予防策は以下の通りです。
- 屋外活動後は、マダニがいないか体を徹底的にチェックする。
- 長袖や長ズボンを着用し、肌の露出を避ける。
- 衣類を高温で10分間乾燥させることで、付着したマダニを死滅させる。
また、マダニが多い森林や草地に行った後に、発熱、疲労、頭痛などの症状が現れた場合は、直ちに医療機関を受診するよう強く推奨されています。
元記事:Illinois Confirms First Case of Rare Tick-Borne Powassan Virus