国民健康栄養調査(NHANES)の遅延と食物アレルギーへの焦点
参加者不足のため、2025-2026年の国民健康栄養調査(NHANES)の実施が遅延しており、2027年まで延長され、結果発表は2028年になる見込みです。CDCのスポークスパーソンであるPaul Prince氏は、全国的に代表性のある推定値を確保するために追加の1年を計画していると述べています。
NHANESの重要性とその現状
The University of North Carolina at Chapel Hillの小児科教授であるCorinne Keet氏(アレルギー・免疫学専門医)は、NHANESが健康行動の理解と健康トレンドの追跡にとって不可欠な、徹底的で全国的に代表性のある調査であると強調しています。通常は2年ごとに実施されますが、今回は遅延が生じています。Keet氏によると、平均して10,000人の回答者(その半数は子供)がおり、そのデータは公衆衛生政策の策定や食物アレルギーの研究に利用されています。
今回のサイクルの主な焦点
Prince氏によると、現在のNHANESサイクルはアレルギー全般の理解向上に焦点を当てています。具体的には、以下の内容が含まれます。
- 呼吸器の健康とアレルギーに関する質問、アレルギー検査、肺機能検査。
- アレルギーに関する質問と検査は2005-2006年サイクル以来、肺機能検査は2007-2012年サイクル以来の実施となります。
- 血液検査やスパイロメトリーなどの臨床データと自己申告の食物摂取データを組み合わせることで、自己申告のアレルギーと呼吸器疾患、アレルギー感受性、肺機能の関連性を明確にすることを目指しています。
- アルファガル症候群(ダニ刺されに起因する肉や乳製品などの動物性食品アレルギー)に関するデータも含まれます。
- 公衆衛生当局が特定した以下の9種類の食物アレルゲンに対するアレルギー検査も実施されます。
- 牛乳、卵、木の実、大豆、小麦、ピーナッツ、ごま、魚、甲殻類
Keet氏は、NHANESのデータ収集のレベルの高さと、その実施に関わる人々の献身を「驚くべき量の仕事」と評価し、調査が継続されることに喜びを表明しています。