Dentsply Sirona、矯正治療におけるイノベーションと教育を推進:SureSmile 2025 Global Orthodontics SymposiumでのJill Uhryniak氏インタビュー
SureSmile 2025 Global Orthodontics Symposiumにて、Dentsply Sironaの矯正・アライナーソリューション担当グループ副社長に5月に就任したJill Uhryniak氏へのインタビューが行われました。彼女は、イノベーションと教育を通じて患者の治療成果向上に注力しており、特に科学と臨床の卓越性に基づいたデジタルワークフローを推進する「SureSmile Global Specialist Educational Webinars」に力を入れています。このインタビューでは、Dentsply Sironaの矯正事業、従来の枠を超えたアプローチ、ハイブリッドワークフローの実現、AIが臨床判断を補完する未来、そして製品開発を超えた臨床医へのサポートについて語られました。
矯正分野におけるDentsply Sironaの役割と差別化
Uhryniak氏は、医療分野での経験が長く、歯科分野、特に矯正治療の「臨床的専門知識と直接的な患者への影響」の組み合わせに魅力を感じてDentsply Sironaに加わりました。彼女は、個々の矯正歯科医が臨床医、ビジネスオーナー、地域社会の一員として多様な役割を果たすことに感銘を受け、顧客の声を研究開発、製品開発、サポート戦略の初期段階から取り入れることの重要性を強調しています。
Dentsply Sironaは、矯正事業をアライナー市場に限定せず、アライナー、固定式矯正装置、またはハイブリッドアプローチの中から、患者ごとに最適なソリューションを選択できる柔軟性を提供することで差別化を図っています。SureSmileシステムは、患者の好みと臨床要件の両方に対応した治療計画を可能にします。また、診断から計画、修復、長期メンテナンスに至るまで、矯正治療を広範な歯科治療ライフサイクルに統合する包括的なデジタルエコシステムを提供しています。
アライナー治療の成長機会とAIの活用
アライナー治療における最大の成長機会は、矯正歯科医に治療を合理化し、柔軟性を高めるためのより多くの選択肢を提供することにあります。ハイブリッドワークフロー(アライナーとワイヤーの併用)や、院内でのアライナー製造の可能性が挙げられます。
AIは矯正治療を変革しており、Dentsply Sironaはこれをワークフローの合理化と治療計画の両面で統合しています。AIはルーティン作業を処理し、情報に基づいた選択肢を提供できますが、最終的な治療計画の決定は臨床医が行うという「自動化と管理のバランス」を重視しています。
イノベーションとシンプルさのバランス、独自技術、そして長期ビジョン
「デジタル疲労」を認識し、Dentsply Sironaは、DS Coreクラウドベースプラットフォームを通じてデジタルワークフローを合理化し、イノベーションと使いやすさのバランスを取っています。DS Coreは、診断の改善、治療計画のサポート、コラボレーションの促進、患者体験の向上を目指す「コネクテッドデンティストリー」の中核をなしています。
SureSmileのロボット屈曲ワイヤーは、治療選択の柔軟性を提供し、従来の治療と比較して治療期間を30%短縮する可能性が示されており(研究による)、同社のポートフォリオの重要な差別化要素です。
SureSmileの長期ビジョンは、アライナー、固定式矯正装置、ハイブリッドアプローチのいずれを好むかにかかわらず、臨床医の信頼できるパートナーとなることです。デジタルエコシステムにおけるハイブリッドワークフローは、患者中心の矯正治療の選択肢を拡大します。
製品開発を超えた臨床医サポート
SureSmileは、製品開発だけでなく、ウェビナー、ビデオ、シンポジウムといった多様な教育機会を提供し、臨床医の教育、オンボーディング、自信構築を支援しています。これらのフォーラムは、世界中の臨床医が経験やアプローチを共有し、相互に学び、SureSmileプラットフォームを最適化するための貴重な場となっています。
元記事:“Hybrid workflows in our digital ecosystem expand options for patient-centred orthodontics”