閉経後の米国女性における睡眠関連障害と高血圧の関連性

閉経後米国女性における睡眠関連障害と高血圧の関連

2025年11月11日に「Menopause」誌にオンライン掲載された研究によると、閉経後の米国女性において、睡眠関連障害が高血圧と有意に関連していることが明らかになりました。

研究概要と方法

中国の重慶医科大学のZhaoyi Liu博士らは、米国の閉経後女性における睡眠関連障害と高血圧リスクの関連を調査しました。この分析には、国民健康栄養調査(NHANES、2007年から2018年)の6サイクルに参加した3,560人の自然閉経後女性のデータが含まれています。

主要な発見

研究者らは以下の重要な関連性を発見しました。

  • 不眠症(trouble sleeping)閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、閉経後女性における高血圧のオッズ増加と関連していました(不眠症:オッズ比1.61、OSA:オッズ比1.63)。
  • 睡眠時間と高血圧の間にはU字型の関係が見られ、睡眠不足と過剰な睡眠の両方が高血圧のオッズを増加させることを示唆しています(P for overall = 0.0007; P for nonlinear = 0.0002)。
  • サブグループ分析では、ボディマス指数(BMI)がこれらの関連を調整し、肥満の女性においてより強い影響が見られました(不眠症:P for interaction = 0.038; OSA:P for interaction = 0.044)。

専門家のコメント

The Menopause Societyの準医療ディレクターであるMonica Christmas医学博士は、声明の中で「因果関係や、睡眠機能障害と高血圧のどちらが先かを判断することはできないが、この研究結果は、閉経移行期および閉経後に睡眠の質を改善し、最適な体重管理を行うことの重要性について意識を高めるものであり、長期的な心血管リスクを軽減する上で重要な要因である」と述べています。

元記事:Sleep-related disorders tied to hypertension in postmenopausal women