専門クリニックで治療を受けた新規多発性骨髄腫患者の生存期間が改善

新規診断多発性骨髄腫(NDMM)患者の専門クリニックにおける治療転帰の改善

Haematologica誌11月号に掲載された研究レターによると、専門クリニックで治療を受けた新規診断多発性骨髄腫(NDMM)患者は、中央全生存期間(OS)が152ヶ月と改善された転帰を示しました。

研究方法

カリフォルニア州ウェストハリウッドのベレンソンがんセンターのJonathan T. Moore氏らが実施したこの後ろ向き研究では、専門クリニックで治療を受けたNDMM患者の転帰を分析しました。初回治療を開始した175名の患者が対象に含まれました。

第二改訂国際病期分類システムに基づくと、患者の病期は以下の通りでした。

  • ステージI: 17.7%
  • ステージII: 48.0%
  • ステージIII: 12.0%
  • 不明: 22.3%

ほとんどの患者(73.2%)は、デキサメタゾン、ボルテゾミブ、ペグ化リポソームドキソルビシンを、レナリドミドの有無にかかわらず投与されました。

主要な研究結果

  • 初回治療に対する全奏効率は71.4%でした。
  • 初回治療における中央OSは152ヶ月中央無増悪生存期間(PFS)は22ヶ月でした。
  • OS率は以下の通りでした。
  • 1年: 95.8%
  • 3年: 83.9%
  • 5年: 77.2%
  • 10年: 59.9%
  • 全患者における治療ライン数の中央値は3回でしたが、死亡した患者では中央値が6回でした。
  • 初回治療で少なくとも部分奏効を達成した患者は、達成しなかった患者と比較してPFSが長かった(27ヶ月 vs 14ヶ月)ものの、OSの延長は見られませんでした。
  • 完全奏効を達成した患者もPFSは長かった(42ヶ月 vs 18ヶ月)ものの、OSの延長は見られませんでした。

結論

Berensonがんセンターのシニア著者James R. Berenson医師は、「多発性骨髄腫患者が受ける高度に個別化されたケアは、世界中のどこよりも多くの治療選択肢を含んでいます。」と述べ、「これらの恩恵が、骨髄腫患者にとって前例のない転帰をもたらしました。」と結論付けました。

元記事:Treatment of multiple myeloma at specialized clinic tied to improved survival