メディケア新規患者受診におけるプライマリケア提供者の変化 (2013-2021)
概要
2013年から2021年にかけて、メディケア新規患者を受け入れるプライマリケア医(PCP)の数が約25%減少した一方で、高度実践臨床医(APC)の数は約90%増加したことが明らかになりました。
調査方法
研究者らは、2013年から2021年までのメディケアの出来高払い請求データを用いた繰り返し横断研究を実施し、プライマリケア臨床医の利用可能性の傾向を評価しました。
- 対象: 年間50件以上の外来受診評価・管理コードを提出したPCPおよびAPC。
- 新規受診の定義: 年間11件以上のメディケア受給者向け新規受診コードを請求した場合、新規受診可能と分類されました。
- 分析: 受給者あたりの新規受診数と、新規受診可能な臨床医の割合を臨床医の種類と年で層別化して分析しました。
主な結果
- PCPの減少: 新規メディケア患者を受け入れるPCPの数は、2013年から2021年にかけて24.9%減少しました。
- 2013年には75,140人だったPCPが新規受診可能でした。
- 受給者1万人あたりのPCP数は、20.0人から15.5人に減少しました。
- APCの増加: 同期間に、新規受診可能なAPCの数は91.4%増加しました。
- 2013年には12,768人だったAPCが新規受診可能でした。
- 受給者1万人あたりのAPC数は、3.4人から6.7人に増加しました。
- 新規患者受診の割合: PCPによる新規患者受診の割合は、2013年の86.1%から2021年には69.9%に減少しました。
示唆と展望
研究著者らは、「新規患者を受け入れるAPCの増加は、医師の減少を部分的にしか緩和しない可能性があり、新規患者受診の待ち時間の長期化や新規開業医へのアクセス制限といった障壁につながる可能性がある」と述べています。また、「介入がなければ、出来高払いメディケア受給者向けの新規受診の供給は減少し続ける可能性がある」と警告しています。
専門家は、「APCがプライマリケアへのアクセスを増やす上で重要だが、おそらく不十分な手段となることを示唆している」と付随する論説で指摘しています。
研究の限界
本研究は、出来高払いメディケア人口に焦点を当てています。