NHSトラスト、ノッティンガムの被害者の記録への不正アクセスで11人を解雇

NHS信託、ノッティンガム刺殺事件被害者の医療記録不適切閲覧で職員11人を解雇

ノッティンガム大学病院NHS信託(NUH)は、2023年に発生したノッティンガム刺殺事件の犠牲者、Barnaby Webber氏、Grace O’Malley-Kumar氏、Ian Coates氏の医療記録に不適切にアクセスしたとして、職員11人を解雇し、さらに14人に処分を下したことを発表しました。この事件では、Valdo Calocane容疑者によって3人が刺殺されました。

調査の現状と処分内容

NUHは2025年初頭からこの記録漏洩の調査を開始しており、これまでに以下の処分が取られました。

  • 解雇: 11人
  • 最終書面警告: 12人
  • 初回書面警告: 2人

調査対象となった職員には、医師、看護師、登録医療専門家、事務・管理部門の職員が含まれます。信託は、さらなる調査が進行中であると述べています。

規制機関への報告

NUHは、この件について看護助産師審議会(NMC)および総合医事審議会(GMC)を含む規制機関に相談し、情報コミッショナー事務局(ICO)とノッティンガムシャー警察にも情報提供を行いました。これらの規制機関は、医療従事者の登録抹消権限を持っています。

遺族の反応と懸念

犠牲者の一人であるBarnaby Webber氏の母親Emma Webber氏は、11人の解雇と14人の懲戒処分に「衝撃的」との見解を示しました。彼女は、150人もの職員が記録にアクセスしたという不適切な行為の規模にさらに驚きを示しています。

遺族は、信託が「正当なアクセス」と判断した48人の職員の数について、その根拠に疑問を呈し、異議を申し立てています。Emma Webber氏は、「私たちの悲劇的な損失に加えて、このようなひどい追加の失敗に直面しなければならないのは、心が張り裂ける思いです」と述べました。

信託の声明と今後の対応

NUHの医療ディレクターであるDr Manjeet Shehmar氏は、遺族への謝罪を表明し、「正当な理由なく患者の医療記録にアクセスすることは全く容認できない」と強調しました。信託は、引き続きこの問題を真剣に受け止め、適切な措置を講じると述べています。

また、生存被害者であるWayne Birkett氏、Sharon Miller氏、Marcin Gawronski氏のファイルへの不適切アクセスについても調査が継続されています。

GMCの広報担当者は、「正当な必要性がない情報へのアクセスはGMCのガイドライン違反」であり、信託が状況を完全に調査し、GMCに紹介することを期待するとコメントしました。

元記事:NHS Trust Sacks 11 Over Nottingham Victims' Records