内視鏡的スリーブ胃形成術(ESG)の外来実施は安全かつ実行可能
概要
肥満患者を対象とした内視鏡的スリーブ胃形成術(ESG)を外来環境で実施することは、厳選された患者において実現可能で安全であると示唆された。予定外の入院を必要としたのはわずか4%に留まり、主要な合併症や死亡は報告されなかった。
方法論
ESGが肥満に対する低侵襲治療として普及する中、最適な実施環境(外来または入院)および入院を必要とする患者の特定が議論されている。本研究は、外来管理された患者と入院を必要とした患者の人口統計学的・臨床的特性を比較し、外来でのESGの安全性と実現可能性を評価する症例シリーズである。
フランスの病院で2016年11月から2025年4月までにESGを受けた430人の連続患者(中央値年齢43歳、女性77.4%、中央値BMI 38.67)が分析に含まれた。このうち228件(53%)は外来で同日退院、202件(47%)は入院を必要とした。手術時間は中央値29分であった。当初は全身麻酔下で実施されたが、経験の増加に伴い、選択された患者では深い鎮静が導入された。
主要な発見
外来管理された患者は、入院を必要とした患者と比較して、若年であり、BMIの中央値が低く、糖尿病や閉塞性睡眠時無呼吸症候群の罹患率が低かった(すべてP < .001)。
外来環境で治療された患者のうち、わずか4%がESG後に予定外の入院を必要とした。主な理由は吐き気と痛みであり、全員が24時間以内に退院した。
多変量解析では、鎮静の使用が外来管理と独立して関連していることが示唆された(P < .05)。
外来管理された患者において、主要な合併症や死亡は発生しなかった。
結論と示唆
研究著者らは、「慎重に選択された患者に対し、構造化された術前後の経路と経験豊富な多職種チームによって実施される場合、ESGは外来ケアモデルに安全に統合できる」と述べた。外来管理の採用は、患者転帰を損なうことなく、医療資源のより効率的な利用と処置のスループット向上に貢献する可能性がある。
制限事項
本研究は単一施設での後ろ向き研究であり、研究期間中に診療慣行がルーチン入院から深い鎮静下での外来管理へと進化したことが結果に影響を与えた可能性がある。患者選択や施設の経験の違いにより、他のセンターへの知見の適用可能性が限定される。