トランプ大統領、妊娠中のタイレノール使用と自閉症の関連性を主張 医師らは反論

トランプ大統領、タイレノールと自閉症の関連を主張

ドナルド・トランプ米大統領は月曜日、一般的な市販鎮痛剤であるタイレノール(Tylenol)の使用と妊娠中の自閉症発症との間に関連があると述べたが、多くの医師はこの主張に異議を唱えている。

ロイコボリンを自閉症症状の治療法として示唆

トランプ大統領はまた、葉酸の一種であるロイコボリン(leucovorin)を自閉症症状の治療法として示唆した。米国食品医薬品局(FDA)は、大統領の演説に先立ち、以前に承認を取り消していたGSK製の同薬のバージョンを承認したことを連邦官報に掲載した。FDAは、この薬を自閉症に関連する症状を持つ稀な代謝性疾患である脳葉酸欠乏症(cerebral folate deficiency)の患者40人に対する使用レビューを引用して承認した。

証拠の欠如と専門家の見解

トランプ大統領は、FDAが妊娠中のタイレノール使用が自閉症のリスク増加と「非常に関連している」と医師に通知すると述べたが、この主張の証拠は提示しなかった。「タイレノールを服用するのは良くない。注射のたびに子供にタイレノールを与えるべきではない」と彼は加えた。

研究者たちは、タイレノールと自閉症の使用との間に確固たる証拠はないと述べている。ロイコボリンについては、化学療法を受けている一部の癌患者の治療にも使用されるが、ごく小規模な試験で一部有望な結果が示されているものの、大規模な無作為化試験が依然として必要であるとしている。

タイレノールを製造するKenvue社は、科学に基づかない関連性の示唆に異議を唱えている。

元記事:Trump Links Autism With Tylenol, Backs Folic Acid as Treatment