足部装具が中足部痛とMRI検出骨髄病変を軽減する可能性
研究概要
中足部痛とMRIで検出された骨髄病変(BML)を持つ患者において、硬質の足部装具が疼痛とBML容積を減少させるか検証する研究が行われた。
研究方法
対象患者: 3ヶ月以上続く中足部痛と少なくとも1つのMRIで確認された骨髄病変を持つ患者42名(平均年齢53歳、女性71%)が対象となった。
介入:
装具グループ (n=27): 硬質足部装具を装着。
対照グループ (n=15): クッション性のある偽インソールを装着。
主要評価項目:
過去24時間の足部痛の重症度(ビジュアルアナログスケール、ベースライン、6週、12週)。
MRIで測定された骨髄病変容積(ベースライン、12週)。
副次評価項目:
マンチェスター足部痛・障害指数による足部痛関連の障害。
自己申告による全体的な改善度(6週、12週)。
主要結果
中足部痛の軽減:
6週時点: 装具グループは対照グループよりも有意に大きな疼痛軽減を示した(平均差[MD], -14.8 mm vs -7.4 mm)。
12週時点: 装具グループは対照グループよりも有意に大きな疼痛軽減を示した(MD, -18.5 mm vs -7.8 mm)。
骨髄病変容積の減少:
12週後: 装具グループでは対照グループよりも骨髄病変容積の減少が大きかった(MD, -1544.4 mm³ vs -315.8 mm³)。
障害の軽減と全体的な改善:
6週時点: 装具グループでは足部痛による障害と機能障害の両方が軽減したのに対し、対照グループでは機能障害のみが有意に軽減した。
12週時点: 自己申告による改善を認めた患者の割合は、装具グループで対照グループよりも高かった(86% vs 40%)。
臨床的意義
本探索的研究は、12週間の足部装具装着が、対照の偽インソールと比較して、中足部痛と骨髄病変のサイズを減少させる可能性を示唆している。装具による介入は、短期間の疼痛と障害も対照インソールよりも軽減した。
制限事項
サンプルサイズが小さかった。
介入群に有利な不均等な2:1の無作為化により、直接的なグループ比較が制限された。
- マンチェスター足部痛・障害指数は反応性が限定的であった。
元記事:Foot Orthoses Reduce Midfoot Pain and Bone Marrow Lesions