ウォルマート、2027年までに合成着色料と30種の添加物を排除へ
全米最大の小売業者であるウォルマートは、2027年1月までに米国で販売されるプライベートブランド製品から、合成着色料および30種類の添加物を排除するという包括的な計画を発表しました。
計画の概要と対象製品
この目標は、約1,000の製品に影響を与え、人気のスナック菓子、焼き菓子、サラダドレッシング、フロスティングなどが含まれます。主な対象ブランドは、最大のプライベートブランドであるGreat Valueですが、Marketside、Freshness Guaranteed、一部のプレミアムなBettergoods製品にも変更が及ぶ予定です。
背景と対象添加物
ウォルマートのこの動きは、食品添加物に対するアメリカの消費者の高まる圧力と政府の監視強化を認識したものと見られています。排除対象の31種類の添加物と染料には、硝酸カリウムのような防腐剤、アドバンテームやネオテームのような人工甘味料、合成染料が含まれます。健康擁護団体は、二酸化チタン、アゾジカルボンアミド、プラスチック包装から食品に移行する可能性のあるフタル酸エステルなど、これらの成分の多くについて長年懸念を表明してきました。
課題と専門家の評価
ウォルマートのプライベートブランド担当上級副社長であるスコット・モリス氏は、レシピ変更の複雑さを強調し、合成成分を天然代替品に置き換えることは技術的な課題を伴うと述べました。しかし、承認された代替品の市場供給が増加したことで、「今が天然成分の適用をより広範にする適切な時期」であると説明しています。
Consumer Reportsの食品政策ディレクターであるブライアン・ロンホルム氏は、この行動を「消費者の需要と感情に対する画期的な宣言であり、かなりの対応」と評価し、「非常に前向きな一歩」と歓迎しました。一方で、Center for Science in the Public Interestの科学者であるトーマス・ガリガン氏は、約束の実行の難しさを指摘。「ウォルマートを含む多くの企業が、過去に同様の約束をしては破ってきた。店頭で改良された製品を見るまでは、すべては口約束に過ぎない」と懐疑的な見方を示しています。
元記事:Walmart Pledges to Ditch Several Artificial Colors and Additives by 2027