ロイヤル・カリビアンの船内でノーロウイルス、100人近くが体調不良に

ロイヤルカリビアン船「セレナーデ・オブ・ザ・シーズ」でノロウイルス集団感染

2025年10月3日、ロイヤルカリビアンのクルーズ船「セレナーデ・オブ・ザ・シーズ」号で、2週間の航海中にノロウイルスの集団感染が発生しました。サンディエゴからマイアミへの航海中、乗客1,874名中94名、乗組員4名の計98名が感染し、症状を訴えました。

感染の状況と症状

ノロウイルスは、米国で下痢や嘔吐の最も一般的な原因とされており、突然の嘔吐、下痢、腹痛を引き起こします。感染した乗客の一人であるジョシュア・ペティット氏は、父親が突然激しい嘔吐に見舞われたことを証言しており、その発症の速さと激しさが強調されています。

船内での対応と予防策

感染拡大を防ぐため、船内では以下の対策が迅速に実施されました。

  • 感染者の隔離(ステートルーム内)
  • ビュッフェでの食事提供方法の変更(乗組員による提供、セルフサービスの中止)
  • 船内全域での清掃・消毒作業の強化(手すり、椅子、テーブルなど、人が触れるあらゆる場所を頻繁に拭き取り)
  • CDCは、ノロウイルスの予防には石鹸と水による定期的な手洗いが手指消毒剤よりも効果的であると推奨しています。

専門家の見解とCDCの関与

フロリダ国際大学の感染症教授であるアイリーン・マーティ博士は、ノロウイルス感染による急速な体液喪失が、特に免疫不全者、高齢者、乳幼児にとって深刻な脱水症状を引き起こす可能性があると指摘しました。

ロイヤルカリビアンは9月28日にCDCの船舶衛生プログラム(VSP)にアウトブレイクを報告しました。CDCは、乗客または乗組員の3%以上が胃腸症状を報告した場合をアウトブレイクと定義しており、今回のケースはこの基準を容易に超えました。CDCは現在、遠隔で船の衛生手順を監視・レビューしています。

過去の事例

今回の件は、ロイヤルカリビアンにとって今年2度目のノロウイルスアウトブレイクであり、7月には「ナビゲーター・オブ・ザ・シーズ」号でも同様の事態が発生していました。

元記事:Nearly 100 Sickened Aboard Royal Caribbean Ship with Norovirus