ワシントン州で珍しい鳥インフルエンザ株の米国初ヒトー感染を確認

米国で初のヒトH5N5鳥インフルエンザ感染を確認

2025年11月17日(月)、ワシントン州の居住者が米国で初めてH5N5型鳥インフルエンザに感染したことが確認されました。これは、これまでにヒトで検出されたことのない稀な鳥インフルエンザ株です。

患者の状況と感染源

患者: 基礎疾患を持つ高齢者で、11月初旬に高熱、錯乱、呼吸困難を発症し、入院しました。州の疫学者によると「重症患者」です。

感染源の可能性: 患者は自宅で様々な家禽を飼育しており、数週間前に2羽の鳥が死亡していました。野生の鳥も敷地内にアクセス可能であったため、家禽または野生鳥類が最も可能性の高い感染源とされています。

ウイルスの特徴と公衆衛生上のリスク

H5N5型: 米国およびカナダの野生鳥類で確認されていますが、ヒトでの感染は今回が初めてです。

H5N1型との類似性: 一般的に広まっているH5N1型とは異なりますが、専門家は両株の挙動が類似していると述べています。

リスク評価: 専門家は、公衆衛生上のリスクは低いと強調しており、現時点ではヒトからヒトへの感染の証拠は見つかっていません。

対応と監視

医療従事者の監視: 患者と接触した100人以上の医療従事者が監視され、一部はインフルエンザ様症状の検査を受けましたが、追加の感染者は確認されていません。

CDCの協力: 米国疾病対策予防センター(CDC)はワシントン州と緊密に連携し、臨床医への治療勧告を支援しています。

背景情報

家禽における感染増加: 米国では家禽群における鳥インフルエンザの症例が9月から増加しており、11月最初の2週間で25群が感染しました。

季節性リスク: 寒い季節には渡り鳥がウイルスを運び、家禽群に感染させるため、リスクが増加します。

過去の感染例: 2024年以降、米国では主に感染した乳牛や家禽に曝露した作業員を中心に70人が鳥インフルエンザ陽性となっています。

  • 季節性インフルエンザへの警戒: CDCは、一部の国で既に上昇し始めている季節性インフルエンザの早期増加にも警戒を続けています。

元記事:Washington Reports First Human Case of Rare Bird Flu Strain