ナルコレプシー治療薬開発のAvadel Pharma、競合の買収提案を受けAlkermesが買収額を引き上げ

Alkermes、Avadel Pharma買収でLundbeckとの競争に勝利し、買収額を引き上げ

Alkermes はナルコレプシー治療薬開発企業 Avadel Pharma の買収において、競合する Lundbeck の提案が優位とされたことを受け、買収提案額の引き上げ を余儀なくされました。

買収提案の経緯

当初のAlkermesの提案(10月): 1株あたり18.50ドルを前払いし、さらにAvadelのナルコレプシー治療薬 Lumryz(一般名:オキシベートナトリウム) が特発性過眠症(IH)の新適応症で2028年末までにFDA承認を得た場合、1.50ドルを追加で支払うという内容でした。これによりAvadelの評価額は最大23.7億ドルとされました。

Lundbeckの対抗提案: AlkermesとAvadelの合意発表直後、Lundbeckは1株あたり23ドルの非請求型提案を行いました。これは21ドルの前払いと、LumryzおよびAvadelの後続薬valiloxybateの売上目標達成に応じた残りの支払いから構成されていました。

Avadel取締役会の判断: Avadelの取締役会は当初、Lundbeckの提案を優位であると判断しました。

Alkermesの再提案と最終合意

Alkermesの引き上げられた提案: Lundbeckの提案が優位と判断されたことを受け、Alkermesは提案額を 1株あたり22.50ドル に引き上げました。この内訳は、21ドルの現金と、Lumryzが追加のFDA承認を得た場合に支払われる1.50ドルです。

  • Avadel取締役会の最終決定: Avadelの取締役会は、外部の法律顧問および財務アドバイザーとの慎重な評価の結果、Lundbeckの提案がもはや「会社にとって優位な提案」ではないと判断し、Alkermesの引き上げられた提案を受け入れる ことを決定しました。

判断の背景

AvadelがAlkermesの提案に戻った主な理由は、Alkermesの提示する追加支払い条件(LumryzのIHでのFDA承認)が、Lundbeckが提示した売上目標(2027年までに4.5億ドル、2030年までに7億ドル)よりも達成が容易であると判断されたためと考えられます。Lumryzの今年の売上は最大2.75億ドルと予測されています。

現時点では、LundbeckがAvadelに対する提案をさらに引き上げる意向は示されていません。

元記事:Alkermes offers more for Avadel after Lundbeck bid