ノボノルディスク、2型糖尿病治療薬「アミクレチン」をピボタル試験へ移行、体重減少と血糖コントロールの改善を示す

Novo Nordisk、アミクレチンを2型糖尿病の第3相試験へ推進

Novo Nordiskは、アミクレチン(GLP-1およびアミリンのデュアルアゴニスト)を2型糖尿病治療薬として第3相試験に進めることを決定しました。これは、既に肥満治療薬として第3相試験の準備を進めている中での新たな動きです。

第2相試験で優れた効果と安全性を示す

週1回注射および1日1回経口のアミクレチン製剤の第2相試験では、2型糖尿病患者においてプラセボと比較して体重減少と血糖コントロールの有意な改善が示されました。本試験は、アミクレチンが糖尿病患者で評価された初のケースとなります。

体重減少効果:

皮下注射製剤では、最大14.5%の総体重減少(プラセボ群2.6%)。

経口製剤では、最大10.1%の総体重減少(プラセボ群2.5%)。

血糖コントロール(HbA1c)改善:

皮下注射製剤では、ベースライン平均7.8%から最大1.8%のHbA1c減少。

経口製剤では、ベースライン平均8.0%から最大1.5%のHbA1c減少。

両製剤ともに安全性は良好で忍容性も高く、最も一般的な有害事象は他のインクレチンベース治療と同様に胃腸関連のものでした。

肥満治療薬としても第3相開発中、今後の展望

Novo Nordiskは、来年にも2型糖尿病成人患者を対象とした両製剤の第3相プログラムを開始する予定です。肥満治療薬としては、既に第1b/2a相試験の結果と規制当局からのフィードバックに基づき、両製剤を直接第3相試験に進めることが発表されています。同社は、アミクレチンが「ベストインクラス」の可能性を秘めていると評価し、2026年には複数の適応症で大規模な第3相開発プログラムを展開する計画です。

投資家の期待と市場での重要性

アミクレチンに関する肯定的な結果は、アルツハイマー病治療薬の臨床試験での失望的な結果の直後に発表され、Novo Nordiskの株価は約4%上昇しました。これは、投資家がアミクレチンプログラムに大きな期待を寄せていることの表れであり、競争が激化するインクレチン市場での同社の地位を維持する上で極めて重要であると見られています。

元記事:Data sets up phase 3 trials for Novo's amycretin in diabetes