若年成人のIBD患者、保険・費用面で治療に障壁があることが調査で判明
新しい研究によると、若年成人(18~25歳)の炎症性腸疾患(IBD)患者は、治療へのアクセスにおいて困難に直面しており、特に保険に関する障壁や経済的負担が大きいことが明らかになりました。この調査結果は「Crohn’s & Colitis 360」誌で発表されました。
Crohn’s & Colitis FoundationのLaura Wingate氏は、「これらの数字は、若年成人が小児期のケアから移行し、自身の健康保険を管理し始める際に、サポートとガイダンスに明確なギャップがあることを示しています」と述べています。
保険の障壁
ステップセラピーの経験: 若年成人IBD患者の約35%が、医師が推奨する薬の適用を受ける前に、より安価な薬を試すことを義務付けられる「ステップセラピー」を経験していました。これは、26歳以上の成人(27%)や18歳未満の小児患者(20%)よりも高い割合です。
保険会社との交渉への自信の低さ: 若年成人IBD患者の3分の1以上(35%)が、保険会社にどのような質問をすべきかについて自信がないと回答しました。これは、小児患者の介護者(25%)と比較しても高い割合です。
経済的負担
- 追加労働の必要性: 若年成人IBD患者の約18%が、IBDの医療費や保険料を賄うために、追加の仕事や労働時間の増加を余儀なくされていました。これは、成人や小児患者の介護者(11%)と比較して高い割合です。
専門家の提言
主任研究者であるNationwide Children’s Hospitalの小児消化器病専門医、Dr. Ross Maltzは、「この研究は、IBDを持つ若年成人が直面する特有の課題を軽減するために、的を絞った教育リソース、改善された保険ナビゲーション支援、そして政策的な関心が必要であることを浮き彫りにしています」と述べています。
元記事:Young Adults With IBD Face Insurance, Cost Barriers To Care, Survey Finds