Generate Biomedicines、AI創薬でNasdaqにIPO申請
Generate Biomedicinesは、AIを活用した創薬事業のため、NasdaqへのIPOを申請しました。これにより、1億ドル以上の資金調達を目指しています。
AI駆動型創薬プラットフォーム
Flagship PioneeringによってインキュベートされたGenerateは、AIを駆使してヒトタンパク質の三次元構造、特にその折り畳み方を解析し、機能の特定や活性を変化させる薬剤の設計を行っています。
主要パイプライン:GB-0895(重症喘息)
2023年12月、GenerateはAIで設計された主要な薬剤候補であるGB-0895(長時間作用型抗TSLP抗体)の2つの第3相臨床試験を開始しました。これは、既存治療で症状が十分にコントロールされていない重症喘息患者を対象としています。
- AIは、超高親和性TSLP結合、半減期の延長、標的に対する高特異性を実現するために抗体の設計に用いられ、副作用のリスクを低減しています。
- SOLAIRIA‑1およびSOLAIRIA‑2試験では、1,600人の成人および青年患者を対象に、GB-0895が既存治療に追加された場合に、52週間で臨床的に意義のある喘息増悪をどの程度減少させるかをプラセボと比較します。
- この薬剤は、年間わずか2回の投与で済むため、月1回投与される他の生物学的製剤(例:AmgenのTezspire、Sanofi/RegeneronのDupixent、GSKのNucala)との差別化が期待されます。
その他のパイプライン
Generateのパイプラインには、腫瘍適応症向けの2つの臨床試験準備済み候補も含まれています。
- MMAE標的抗体GB-4362:MMAE含有抗体薬物複合体の毒性を低減することを目的としています。
- 細胞療法GB-5267:MUC16を標的とし、卵巣がん向けに開発されています。
IPO資金の使途と財務状況
IPOの目論見書によると、調達された資金は以下の用途に充てられます。
- GB-0895の第3相プログラム。
- GB-0895の慢性閉塞性肺疾患(COPD)における第1b相試験の開始。
- がん候補薬の第1相試験の実施。
Generateはベンチャーキャピタルの調達に成功しており、2023年に2億7300万ドルの第3ラウンド、2年前に3億7000万ドルの第2ラウンドを完了しています。また、Novartis(最大10億ドル超)とAmgen(最大19億ドル)との間で、2つのR&D提携を結んでいます。
バイオテックIPO市場の動向
今回の申請は、Eikon TherapeuticsとVeradermicsの2つのバイオテックIPOが目標調達額を大きく上回って完了した直後に行われました。AgomAb TherapeuticsとSpyglass Pharmaも今週中に上場を完了する予定で、2026年がバイオテックIPOにとって好調な年となる可能性を示唆しています。
Generateは、GEMBのシンボルでNasdaqへの上場を目指しています。