ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)は、統合失調症治療薬Cobenfy(ザノメリン酒石酸塩およびトロスピウム塩化物)の英国での価格を、米国と同額に設定する方針を表明しました。
背景とBMSの主張
Cobenfyの米国での定価は月額約1,850ドル(年間22,500ドル)です。
この決定は、トランプ前大統領が製薬企業に対し、米国よりも「他の先進国」に有利な価格を提供しないよう求めた「最恵国待遇(MFN)」アプローチ導入の動きに起因しています。BMSもこの書簡を受け取った一社です。
BMSは、英国の医療技術評価機関であるNICEに対し、「真に革新的な治療法の価値を認識するよう英国に求める」と強調。NICEがCobenfyの価値を「認識できない」場合、「撤退する」可能性も示唆しています。
英国の医療環境と今後の展望
BMSのこの強い姿勢は、英国がNHSへの医薬品売上に対するリベート制度を巡り、MSD、イーライリリー、アストラゼネカなどの大手製薬会社から反発(投資プログラムの中止など)を受けている中で示されました。
BMSは英国での欧州初の承認と来年の発売を目指し、近日中に英国規制当局に申請を行う予定です。
BMSの英国ゼネラルマネージャーは、英国政府に対し、新しい医薬品への投資を増やし、イノベーションがもたらす価値を完全に認識するよう呼びかけています。
元記事:BMS says it will set Cobenfy's UK price the same as the US