病院・PE傘下の循環器内科医・消化器内科医は独立開業医より約21%高額な料金を設定

病院・PE傘下の循環器内科医・消化器内科医は独立開業医より約21%高額な料金を設定

病院・PE傘下の専門医、独立開業医より高額な診療費を請求

研究の概要と背景

病院やプライベートエクイティ(PE)企業に雇用されている心臓病医および消化器病医は、独立開業医と比較して、そのサービスに対して約21%高い料金を請求していることが新しいデータで示されました。この研究は、病院所有、PE所有、および独立系の専門医診療所における交渉価格を直接比較した初のものです。心臓病学と消化器病学が対象とされたのは、近年PE投資が増加し、歴史的に病院に雇用されている医師の割合が大きいことに起因します。ブラウン大学のYashaswini Singh博士は、「専門医の病院およびPEへの所属は、同じサービスに対する医療費を増加させる可能性があり、先行研究では患者や医師に利益をもたらす証拠はない」と述べています。

主要な調査結果

病院による支配: 2023年には、心臓病医の72%、消化器病医の57%が病院システムに雇用されています。

価格差:

病院に所属する専門医は、独立開業医よりも心臓病学の手順で平均$17.72(16.3%)、消化器病学の手順で$122.85(20.7%)高い料金を請求していました。

PE傘下の専門医グループは、心臓病学で6%、消化器病学で10%高い料金を交渉していました。

潜在的な医療費削減:

病院関連の専門医が独立系と同価格でサービスを提供した場合、年間$2.9億の医療費削減が見込まれます。

PE関連の専門医が独立系と同価格でサービスを提供した場合、年間$1.56億の医療費削減が見込まれます。

保険会社の役割: 大手全国保険会社(Aetna, BlueCross BlueShield, Cigna, UnitedHealthcare)は、交渉力を利用して医療費を削減していない可能性が示唆されています。

地域差と医師の雇用動向

所有形態の地域差: 病院所有の診療所は米国北部に、PE所有の診療所は西部と南部に多く見られます。

病院関連の専門医の割合が高い州:ミネソタ州(98%)、ウィスコンシン州(95%)。

PE関連の専門医の割合が高い州:アリゾナ州(16%)、ネバダ州(11%)。

医師の雇用化のトレンド:

非営利団体Physician Advocacy Groupの2022-2023年更新報告によると、医師の雇用化の傾向は継続しており、この2年間で19,100人の医師が病院や企業に雇用され、5.1%増加しました。

2016年には、独立開業医の割合が半数を下回り、2024年の調査では米国医師の42%が独立して働いていると報告されています。

高価格の理由

交渉価格は、「商業保険会社と医師組織間の相対的な市場力によって動かされる可能性が高く、質によって動かされる可能性は低い」と研究者は指摘しています。また、病院関連の診療所では、より複雑な患者を診ている可能性も考えられます。さらに、利益を追求する企業が収益性の高い投資を求めることも一因です。専門家は、マネージドケアが高品質な医師やネットワークに必要な医師に対してより多く支払っている可能性も示唆しています。

元記事:How Much Does Consolidation in Cardiology Cost?