結核(TB)の世界的な症例が過去最高を記録、WHOが警告
世界保健機関(WHO)の新たなデータによると、2024年の世界の結核(TB)症例は830万件に達し、過去最高を記録しました。これは前年の記録を上回るもので、推定される全感染者の約78%に相当し、多くの人が依然として未診断であることを示唆しています。
主な発見
- 症例数の増加: 2024年の新規TB症例は830万件で、前年の記録を更新しました。
- 死亡者数の減少: TB関連の死亡者数はわずかに減少し、2024年には123万人でした(2023年の125万人から減少)。
- パンデミックからの回復: 診断された症例の増加は、COVID-19パンデミックによる混乱からの回復を反映している可能性があります。
米国の状況
- 米国でもTB症例は2年連続で増加し、過去12年以上で最高水準に達しました。
- 米国での症例のほとんどは、国外で生まれた人々の間で発生しています。
結核とは
- TBは肺を攻撃する細菌によって引き起こされ、感染者の咳やくしゃみを通じて空気感染します。
- 世界人口の約4分の1がこの細菌を保菌していますが、発症するのはごく一部です。
- 治療を受けなければ致命的であり、世界的な主要な死因の一つです。
資金調達への懸念
WHOは、TB対策への資金提供が停滞していると警告しています。特に、米国の最近の予算削減が、この病気との闘いにおける進歩を遅らせる可能性があると懸念されています。
