TwinStrand Biosciences、Guardant Healthに対する特許侵害訴訟で勝訴
Duplex Sequencing技術のパイオニアであるTwinStrand Biosciencesは、Guardant Health, Inc.に対する特許侵害訴訟において、デラウェア州連邦地方裁判所が2023年8月21日にTwinStrandとワシントン大学に有利な最終判決を下したことを発表しました。
Duplex Sequencing技術の概要
シアトルを拠点とするTwinStrandは、ワシントン大学で開発された独自のDuplex Sequencing技術を通じて、高精度なDNAシーケンシングを進めるプレシジョンゲノミクス企業です。この技術は、各DNA分子の相補鎖を独立してシーケンシングし比較することで、従来の次世代シーケンシングと比較して10,000倍以上の精度を達成します。
損害賠償とロイヤリティの裁定
最終判決は、2023年11月の陪審評決を維持するもので、Guardant HealthがTwinStrandのDuplex Sequencing技術の根幹をなす2つの主要特許を、11のロイヤリティ対象製品およびサービスにおいて故意に侵害したと認定しました。これにより、TwinStrandとワシントン大学には、2026年5月31日までに発生した侵害に対する損害賠償、未払いロイヤリティ、および利息として2億4520万ドル以上が裁定されました。
2023年6月30日までの侵害に対する陪審の損害賠償額は8340万ドル。
2023年7月1日から2024年2月5日までの売上に対する追加損害賠償は1950万ドル。
2024年2月5日から2026年5月31日までの売上に対する6%の未払いロイヤリティとして1億1940万ドル。
判決前および判決後の利息として2290万ドル。
裁判所は今後、2026年6月1日から特許の期限である2033年3月15日まで、Guardant Healthに対し、対象製品およびサービスの売上に対して6%のロイヤリティを四半期ごとに支払うよう命じました。
特許の有効性維持
裁判所は、Guardant Healthの判決を覆す試みや再審請求を却下しました。また、Guardant HealthによるTwinStrandに対する全ての反訴は、裁判前に却下または取り下げられました。最終判決は、本件で争点となったTwinStrandの特許番号10,287,631と10,760,127の有効性も支持しています。
TwinStrandの取締役会長であるチャド・ウェイト氏は、「Duplex Sequencingは長年シーケンシング分野が取り組んできた精度問題を解決しました。今回の判決は、Guardant Healthがライセンスなしにこの発明に基づいて製品を構築したという陪審の認定を裏付けるものです」と述べています。
元記事:Final judgement favours TwinStrand in Guardant patent case