イングランド王立外科医師会、歯科手術免許(LDS)試験の低合格率に関する懸念に反論

イギリス王立外科医師会(RCS England)、歯科免許(LDS)試験の「異常に低い」合格率を擁護

イギリス王立外科医師会(RCS England)は、歯科免許(LDS)試験の合格率が「異常に低い」との受験者の懸念に対し、試験の公平性、公開されたシラバスと一般歯科評議会(GDC)の枠組みに沿った内容、適切な基準設定を擁護しました。

報道によると、最近のLDS試験では約95人の受験者中わずか5人の歯科医師しか合格しなかったとされており、これは例年に比べて大幅に低い合格率です。RCS Englandは、この変更が合格基準の引き上げや引き下げを反映したものではなく、「歯科医師が現在求められる最新の専門基準」への適応であると説明しました。特に、GDCの新しい「Safe Practitioner Framework」の専門職性(professionalism)と自己管理(self-management)のセクションにおいて、必要な知識とスキルを証明できなかった受験者がいたと指摘しています。

LDS試験の変更点

GDC新フレームワークへの移行: 2026年春から、LDS試験はGDCの新しい「Safe Practitioner Framework」に移行しました。2026年6月と7月のLDS Part 2試験では、英国で安全に開業できるBDS資格を持つ歯科医師に期待される水準で、このフレームワークの成果(特に専門職性と自己管理領域)を実証することが求められました。

Part 2評価の変更: Part 2試験自体も変更され、Structured Clinical Reasoning (SCR) コンポーネントが従来のUnseen Caseコンポーネントに置き換わりました。これは、GDCとの合意に基づき、評価目的を明確にし、Safe Practitioner Frameworkの学習成果を効果的にカバーするためとされています。

これらの変更は2025年10月にRCS Englandのウェブサイトで告知されましたが、受験者からは、変更にもかかわらず、準備のためのサンプルケース、採点基準、明確なガイダンスがなかったとの声が上がっています。

RCS Englandは、不合格者は結果に異議申し立てをする権利があるものの、「評価要件を知らなかった」という理由や「審査員の学術的・専門的判断に異議を唱える」ことはできないと述べています。また、受験者にはLDSシラバスとSafe Practitioner Frameworkへの移行に関する情報を参照するよう促し、試験プロセスにおける受験者支援を継続的に見直していくと結んでいます。

元記事:LDS pass rate under scrutiny as RCS England defends redesign