早期発症大腸がん、進行段階で検出されることが多い – メドスケープ

テキサス州のセーフティネット病院における若年発症大腸がん(CRC)の疫学的プロファイルとリスク因子

研究の背景と目的

米国では大腸がん全体の発生率は減少しているものの、50歳未満の成人における症例は年間1.5%増加しており、これらの患者は進行期で発見され、分化度の低い組織像を示すことが多い。本研究は、テキサス州のセーフティネット病院システムにおいて、若年成人における自然発症CRCの疫学的プロファイルとリスク因子を特徴づけるために、後ろ向きコホート研究を実施した。

研究方法

2010年9月から2020年9月の間に結腸または直腸の悪性新生物と診断された50歳未満の成人279人(女性42.3%)を対象とした。対象患者の人種は、ヒスパニック系が67%、非ヒスパニック系黒人が24%、非ヒスパニック系白人が9%であった。炎症性腸疾患や遺伝性癌症候群の患者は除外された。データ収集項目には、人口統計、診断時年齢、診断までの時間、および診断時の癌病期が含まれ、進行期CRCはステージIIIまたはIVと定義された。

主要な発見

  • 患者の61.3%が外来ではなく救急外来を初診していた。
  • 症状発現から3ヶ月以内に診断された患者が67.7%であったにもかかわらず、患者の85.7%が診断時に進行期CRCであった。
  • 40〜44歳の患者は、30歳未満の患者と比較して進行期で発見される可能性が3倍以上高かった(オッズ比3.11)。
  • 非ヒスパニック系白人患者と比較して、非ヒスパニック系黒人およびヒスパニック系患者は進行期で発見される可能性が高い傾向にあったが、統計的に有意な差は認められなかった。

臨床への示唆

本研究の結果に基づき、若年発症CRCの可能性のある患者を評価するために、疑いの閾値を下げ、システム全体の品質改善介入が必要であると著者らは提言している。

研究の限界

本研究は、非ヒスパニック系白人患者の代表性が低いこと、および単一のセーフティネット病院システムで実施されたため、広範な若年発症CRC集団や他の医療システムへの結果の一般化が困難であるという限界がある。

元記事:Early-Onset CRC Often Detected at Advanced Stage