ICD-10コードL80は、白斑の特定において高い精度を示すことが研究で判明

ICD-10コードL80は尋常性白斑の特定に高い精度を示す

概要

国際疾病分類(ICD)10コードL80は、尋常性白斑の特定において高い精度を示し、単一コード使用で陽性適中率(PPV)95%、少なくとも1つのコードと治療データを組み合わせることで99%に達した。

方法論

研究者らは、2017年1月から2025年1月の間にMass General Brigham Research Patient Data Registryから3454件の記録を特定し、尋常性白斑に対するICD-10コードの診断精度を検証した。以下の4つの戦略が用いられた:

  • 1つ以上のL80コード
  • 6ヶ月以内に少なくとも2つのコード
  • 12ヶ月以内に少なくとも2つのコード
  • 1つ以上のコードと、少なくとも1つの標準的な尋常性白斑治療

無作為にレビューされた300人の記録のうち、285人(平均年齢48.2歳、女性52.6%)が臨床医の文書に基づいて尋常性白斑と確認された。確認された症例における診断の確信度は、以下の二次基準の満たし具合に基づいて評価された:

  • 典型的な病変形態
  • 尋常性白斑特異的治療の使用
  • 文書化された疾患活動性または進行
  • 皮膚科医による診断
  • 生検におけるメラノサイトの欠如

主な結果

  • 少なくとも1つの単一L80コードは、確認された尋常性白斑に対して95%のPPVを示した。
  • 初回診断から6ヶ月または12ヶ月以内に少なくとも2つのコードを要求すると、PPVは98%に増加した。
  • 少なくとも1つのコードと治療を組み合わせると、PPVは99%に向上した。
  • 確認された285症例のうち、診断の確信度は73.3%で「高」、20.4%で「中」、6.3%で「低」であった。

臨床的意義

以前のICD-9ベースの研究(尋常性白斑のPPVは33.7%、治療併用で85.5%)と比較して、ICD-10ベースのアルゴリズムは一貫して高いPPVを示した。これは、ICD-10が尋常性白斑専用の診断コード(L80)を使用しているため、ICD-9のより広範な色素異常症カテゴリよりも特異性が向上したことを反映している。

情報源と制限

本研究はマサチューセッツ総合病院皮膚科のDebby Cheng氏らが主導し、JAMA Dermatologyに掲載された。研究の制限としては、単一地域でのデータ収集と控えめなサンプルサイズが挙げられる。

元記事:ICD-10 Code L80 Shows High Accuracy for Vitiligo in a Study