ソーシャルメディア上の医薬品情報:高いエンゲージメントと低い透明性
概要
主要な医薬品クラスに関するソーシャルメディア投稿は、商業的開示がしばしば不足しており、80.1%がインフルエンサーからの未開示のプロモーションコンテンツを含んでいました。明示的なスポンサーシップタグはわずか2.2%の投稿にしか含まれておらず、多くの投稿では副作用やリスクに関する情報が提供されていませんでした。
調査方法
研究者たちは、Facebook、TikTok、Instagram、YouTubeの84,472件のソーシャルメディア投稿を対象に横断的分析を実施しました。FDAまたは連邦取引委員会(FTC)の監視対象となり得ると判断された、プロモーション的な主張や適応外使用に焦点を当てた高エンゲージメントの740件の投稿が特定されました。これらの投稿は、GLP-1受容体作動薬、注意欠陥・多動性障害(ADHD)刺激薬、または自己免疫生物学的製剤について議論していました。主な評価項目は、製品との金銭的なつながりを開示していない患者、インフルエンサー、または医療系クリエイターからのコンテンツでした。
主な発見
発信源: 高エンゲージメントで規制関連の投稿の最も顕著な情報源は、患者または消費者(65.9%)とインフルエンサー(42.7%)でした。一方、製薬会社の貢献は最小限(4.5%)でした。
プロモーション的言語と行動喚起:
投稿の23.6%でプロモーション的な言葉が使用されており、Instagramでの発生率が最も高く33.0%でした。
投稿の15.7%には「医師に相談してください」や「当社のウェブサイトにアクセスして始めましょう」といった行動喚起が含まれており、Instagramでの発生率が最も高く23.1%でした。
未開示のプロモーション: 投稿の80.1%で未開示のインフルエンサープロモーションが確認され、明示的なスポンサーシップタグが含まれていたのはわずか2.2%でした(Facebookでの発生率が最も高く4.7%)。
情報バランスの欠如: 全体として、投稿の69.1%が有効性に関する主張をしていましたが、これらのうちリスクや副作用についても言及していたのはわずか32.3%であり、情報環境が偏っていることが示されました。
結論
著者らは、「これらの発見は、投稿が確立された広告原則を回避し、情報に基づいた患者の意思決定に不可欠な公正なバランスを潜在的に損なっていることを示唆している」と述べています。
元記事:Social Media’s Drug Talk: High Engagement, Low Transparency