医療従事者の燃え尽き症候群対策:職種に応じた介入の効果と期間
主な発見
この研究によると、医療従事者の燃え尽き症候群を軽減するためには、職種に応じた介入が効果的であることが示されました。具体的には、医師に対してはプロフェッショナルコーチングが、看護師、助産師、および混合医療専門職グループに対してはマインドフルネスベースの介入が、それぞれ燃え尽き症候群の軽減に役立つことが明らかになりました。さらに、これらの介入は4週間以上継続することで、より高い効果が得られることが示されています。
方法論
研究者らは、PubMedとScopusという2つの検証済み医療データベースで2025年5月14日までに行われた検索に基づき、ランダム化比較試験(RCT)とクラスターRCTを分析しました。分析対象には、看護師、助産師、医師、および混合医療専門職グループを含む医療従事者が含まれています。合計99の研究(93のRCTと6のクラスターRCT)と9330人の参加者が含まれ、感情的消耗、非人間化、個人的達成感、および全体的な燃え尽き症候群の平均スコアが測定されました。
具体的な効果
プロフェッショナルコーチングは、医師の燃え尽き症候群(標準化平均差 [SMD], -0.37; 95% CI, -0.62 to -0.13)および非人間化(SMD, -0.30; 95% CI, -0.42 to -0.19)の軽減に寄与しました。
マインドフルネスベースの介入は、看護師および助産師(SMD, -0.90; 95% CI, -1.46 to -0.34)、ならびに混合医療専門職グループ(SMD, -0.40; 95% CI, -0.65 to -0.16)の燃え尽き症候群を軽減しました。
- マインドフルネスベースおよびプロフェッショナルコーチングプログラムを含む介入は、4週間以上継続された場合により効果的でした。
実践への示唆と限界
本研究の知見は、世界中の医療従事者、特にプライマリケア医や看護師の間で高い燃え尽き症候群の割合と医療不足を考慮すると、支援戦略を策定する政策立案者にとって貴重なものとなるでしょう。
ただし、ほとんどの試験が非盲検であり、主観的なアウトカムを使用していた点、また役割別にグループ化された後でも介入と研究グループ間でばらつきがあった点が、研究の限界として挙げられています。
元記事:Which Burnout Programs Work Best for Health Professionals?