妊娠中の女性におけるカンナビジオール(CBD)使用の実態
主要な知見
2023年のデータによると、妊娠中の女性と生殖年齢の女性におけるカンナビジオール(CBD)の生涯使用パターンは類似しており、それぞれ人口1000人あたり約323.4人と361.3人が使用を報告しています(妊娠中の女性:95% CI, 259.2-387.6;生殖年齢の女性:95% CI, 353.6-367.0)。
しかし、過去1ヶ月間のCBD使用は、妊娠中の女性よりも生殖年齢の女性の方が顕著に高いことが示されました(妊娠中の女性:人口1000人あたり39.3人、95% CI, 16.2-62.4;生殖年齢の女性:人口1000人あたり113.2人、95% CI, 107.4-118.9)。この結果は、妊娠中の女性の約20人に1人が過去30日間にCBDを使用していたことを示しています。これらの結果は、2022年の米国の一般成人における過去1ヶ月間のCBD使用有病率(人口1000人あたり105人、95% CI, 989.6-110.0)とも一致しています。
調査方法
研究者らは、2022年および2023年の国民薬物使用と健康に関する調査(National Survey on Drug Use and Health)のデータを用いた横断的分析を実施し、CBD使用の有病率を推定しました。分析には、妊娠中の女性1344人と生殖年齢の女性87,222人が含まれています。参加者は多段階地域確率サンプリングによって特定され、CBD使用は自己申告式の質問によって確認されました。
臨床への示唆
研究著者らは、「妊娠中のCBDの不明な影響と一般的な使用状況を鑑み、臨床医はCBD使用のスクリーニングを行い、妊娠中および授乳中の使用を控えるよう患者にカウンセリングを促すべきである」と述べています。
限界
本研究の主な限界は、国民薬物使用と健康に関する調査からの自己申告情報に依存している点であり、リコールバイアスの影響を受ける可能性があると著者らは指摘しています。