猫アレルギーに対する免疫療法の良好な安全性プロファイルを示す

猫アレルギー患者における脱色素重合化猫アレルゴイド免疫療法の安全性と忍容性

猫アレルギー性鼻炎または鼻結膜炎の患者を対象とした研究により、脱色素重合化猫アレルゴイドによる免疫療法が概ね安全で忍容性が高いことが報告されました。患者の半数以上が有害事象を経験しましたが、これらは主に遅発性の局所反応であり、アドレナリン投与や緊急介入を必要とするケースは皆無でした。

研究方法

この市販後安全性調査は、ドイツの91名の患者(平均年齢34歳、女性64.8%)を対象に、2022年5月から2024年4月の期間に実臨床下で実施されました。治療には、アレルゲン性を低下させつつ免疫原性を維持するよう化学修飾された猫アレルゲン抽出物が用いられます。患者は皮下注射により、従来の用量漸増レジメン(n=56)または急速用量漸増レジメン(n=35)のいずれかで治療を受けました。

主要な結果

全体として、54%の患者が有害事象を報告しました。

全身反応は25名の患者で合計41件報告され、そのほとんどがグレード2に分類され、グレード3または4の報告はありませんでした。

局所反応は、即時反応が21件、遅発性反応が40件でした。

遅発性反応のうち、75%が軽度、18%が中等度、8%が重度と分類されました。

結論と今後の展望

研究者らは、「化学修飾されたアレルゲン抽出物を含む脱色素重合化猫アレルゴイドを用いたSCIT(皮下免疫療法)は、猫アレルギー患者にとって忍容性が高く安全な治療選択肢を提供する」と結論付けています。

限界と開示

本研究は、長期的な有効性と安全性評価のためにさらなる研究が必要であり、比較的小規模なサンプルサイズとオープンラベルデザインという限界があります。本研究は、猫アレルゴイドを開発したLETI Pharmaによって資金提供され、複数の著者が同社の従業員であると開示されています。

元記事:Immunotherapy for Cat Allergy Shows Favorable Safety Profile