皮膚有棘細胞がんの二次発生、ヒスパニック系患者では少なく、遅れて出現:メドスケープより

ヒスパニック患者における2次皮膚扁平上皮癌(cSCC)の発症頻度と時期に関する研究

概要

後向き研究の結果、ヒスパニック患者は非ヒスパニック患者と比較して、2次皮膚扁平上皮癌(cSCC)を発症する頻度が低く、発症時期も遅いことが明らかになりました。

研究方法

デューク大学医学部の研究者らは、2013年から2020年の間に初回cSCCと診断されたヒスパニック患者65名(平均年齢63.7歳、女性43.1%)を評価しました。この分析には、初回診断時の年齢(5年以内)、性別、喫煙状況、および初回生検年(2年以内)でマッチングされた非ヒスパニック患者111名(98.2%が白人)が含まれました。主要評価項目は、初回腫瘍診断から2ヶ月以上後に発生する新規原発腫瘍の発生率と、初回cSCCから2次cSCCまでの期間でした。

主な結果

2次cSCCの発症率: ヒスパニック患者では24.6%であったのに対し、非ヒスパニック患者では55.0%でした。

2次cSCCまでの期間: ヒスパニック患者では中央値6.68年であったのに対し、非ヒスパニック患者では3.76年と有意に長かった(P = .036)。

リスク: ヒスパニック患者は非ヒスパニック患者と比較して、2次cSCCのリスクが46%低いことが示されました(ハザード比[HR], 0.54; P = .042)。

免疫抑制の影響: 免疫抑制状態のヒスパニック患者は、非免疫抑制のヒスパニック患者と比較して2次cSCCのリスクが有意に高かった(HR, 4.62; P = .008)。一方、非ヒスパニック患者では免疫抑制状態による有意な差は観察されませんでした。

臨床的意義

本研究の結果は、ヒスパニック患者が非ヒスパニック患者よりも2次cSCCの発症頻度が低く、発症時期も遅いことを示唆しています。両グループにおいてサーベイランスは引き続き不可欠であり、特に免疫抑制状態のヒスパニック患者には特別な注意が必要であると著者らは述べています。

研究の限界

本研究の限界には、後向き研究であること、単一施設での実施、サンプルサイズの小ささ、外部診断からのデータ欠落の可能性、およびマッチングプロセスにより非ヒスパニックコホートが一般的な研究集団を完全に代表していない可能性が含まれます。

元記事:Second Squamous Cell Cancer Appears Later in Hispanics