摂食障害患者におけるホーディング症状の頻度:システマティックレビューとメタアナリシス

摂食障害患者においてため込み症症状が高い有病率を示す:初の多国籍系統的レビューとメタアナリシス

本研究は、摂食障害(EDs)を持つ成人におけるため込み症(Hoarding disorder)症状の生涯有病率を評価した、初の多国籍系統的レビューおよびメタアナリシスである。

研究方法

研究者らは、4つのデータベースから特定された5つの研究を対象に系統的レビューとメタアナリシスを実施した。対象となった摂食障害には、ブルミア神経症、神経性食欲不振症、過食症などが含まれた。研究が行われた国々には、米国、カナダ、英国、ドイツ、ブラジル、イタリア、スウェーデン、オーストラリアが含まれる。

主要な知見

摂食障害患者におけるため込み症症状の生涯有病率は24%(95% CI, 0.23-0.25)であった。これは、先行研究で示された一般人口におけるため込み症の有病率2.5%と比較して、非常に高い割合である。

対象となった研究間の異質性は低く(12%)、バイアスのリスクも低かった(スコア, 0-3)。

臨床的示唆

研究者らは、臨床医が摂食障害の評価を行う際に、併発する可能性のあるため込み症のスクリーニングを検討すべきであると提言している。また、両疾患の併発に関するさらなる研究が必要である。

限界

生涯有病率の算出は、研究間で評価尺度や診断分類システムが異なる影響を受けている可能性がある。メタアナリシスに含まれる研究数が少ないため、結果の一般化可能性が限定され、性差や異なる摂食障害カテゴリー間の有病率分析は行えなかった。

元記事:Hoarding Symptoms Common in Patients With EDs