セリアック病の症状、人種・民族間で異なるプロファイルを示す
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セリアック病患者は、人種および民族グループ間で異なる症状プロファイルを示した。診断された症例のほとんどは白人患者に報告されたものの、非白人患者は異なる、しばしばより重篤な臨床症状を呈することが多かった。
METHODOLOGY
診断ガイドラインが明確で自己免疫疾患との関連が知られているにもかかわらず、セリアック病のスクリーニングと症例認識は低いままであり、疾患の現れ方が人種や民族によってどのように異なるかについてのエビデンスギャップが存在する。研究者らは、世界のデータベースから171,447人のセリアック病患者(平均年齢43歳、女性70.9%)のデータを分析し、症状と併存疾患における人種・民族間の違いを特徴づける後向きコホート研究を実施した。
TAKEAWAY
全体として、患者の93%(159,544人)が白人、3%(5627人)が黒人、2%(3919人)がヒスパニック、1%(2357人)がアジア人であった。
黒人またはアフリカ系アメリカ人患者は、白人患者と比較して、以下の可能性が高かった(すべてP < .0001):
便秘の既往(30% vs 20%)
成人期の成長不良(2% vs 1%)
異常な体重減少(13% vs 9%)
てんかんおよび再発性けいれん(5% vs 3%)
低カリウム血症(13% vs 7%)
黒人およびヒスパニック患者は、白人患者と比較して、以下の症状をより多く報告した:
以前の吐き気と嘔吐(どちらも33% vs 25%;P < .0001)
皮膚の錯感覚(それぞれ12%と11% vs 9%;P < .05)
- アジア人患者およびヒスパニック患者は、白人患者と比較して、ガス性腹部膨満(16%と15% vs 12%;P < .0001)の可能性が高かった。
IN PRACTICE
研究著者らは、「この研究は、特にセリアック病の症状が人種や民族的背景に基づいて異なる形で現れる可能性があることを考慮すると、現在の診断慣行とガイドラインを見直す緊急の必要性を強調している。意識の向上とスクリーニングプロトコルの公平な適用が不可欠である」と述べた。
LIMITATIONS
この研究は、電子カルテからの後向きデータと自己申告による人種・民族への依存によって制限された。また、疱疹状皮膚炎やビタミン欠乏症の報告漏れが、結果の解釈を制限した可能性がある。