ベプデゲストラント、ESR1変異乳がんに対するFDA承認を取得

FDAがvepdegestrantを承認:ESR1変異を有する進行性乳がん患者向け

米国食品医薬品局(FDA)は、vepdegestrant(Veppanu, Arvinas Operations)を、特定のER陽性、HER2陰性進行性または転移性乳がん患者の治療薬として承認しました。

承認対象患者

この承認は、以下の条件を満たす患者に特化しています。

  • FDAが承認した検査によってESR1変異が検出された患者。
  • CDK4/6阻害剤を含む1ラインの内分泌療法を経験し、合計で1〜2ラインの内分泌療法後に病勢が進行した患者。

コンパニオン診断薬

FDAはまた、治療対象患者を特定するためのコンパニオン診断デバイスとしてGuardant360 CDxテストを承認しました。

承認の根拠:VERITAC-2試験

新規のヘテロバイファンクショナルプロテイン分解剤であるvepdegestrantおよびコンパニオン診断デバイスの承認は、ランダム化第3相オープンラベルVERITAC-2試験で示された有効性と安全性に基づいています。

  • 全集団(624人のER陽性、HER2陰性患者)において、vepdegestrant経口投与群とフルベストラント筋注群の間で無増悪生存期間(PFS)に差は認められませんでした(ハザード比[HR], 0.83)。
  • しかし、ESR1変異を有する270人の患者においては、vepdegestrant群でPFSが有意に延長しました(5ヶ月 vs 2.1ヶ月; HR, 0.57)。
  • この集団における客観的奏効率は、それぞれ19%と4%でした。
  • 全生存期間データはPFS解析時点では未成熟でした。

投与量と安全性情報

  • Vepdegestrantは、病勢進行または許容できない毒性が生じるまで、推奨用量である200 mgを1日1回、食事と共に経口投与されます。
  • フルベストラントは、サイクル1の1日目と15日目に投与され、その後は月1回投与されました。
  • vepdegestrantの完全な処方情報には、QTc間隔延長および胚・胎児毒性に関する警告と注意事項が含まれます。

VERITAC-2試験の結果は、2025年の米国臨床腫瘍学会年次総会で発表され、同時にThe New England Journal of Medicineにも掲載されました。

元記事:Vepdegestrant Earns FDA Nod for ESR1-Mutated Breast Cancer