50歳未満の成人における大腸がんスクリーニング:新しい研究がトレンドを明らかに – Medscape – 2026年7月23日

50歳未満の大腸がんスクリーニング:新たな研究が示す傾向

2026年DDWで発表された3つの研究は、50歳未満の成人における大腸がんスクリーニングの現状と課題を明らかにしました。

早期発症大腸がんの増加とガイドラインの変更

50歳未満の成人において大腸がんはがん死亡原因の主要なものとなり、1990年代以降、発生率はほぼ倍増しています。

2021年には、スクリーニング開始年齢が45歳に引き下げられ、新たなガイドラインが施行されました。

スクリーニング率の向上と不均一性

ガイドライン変更後、45~49歳のスクリーニング率は2021年の34.5%から2024年には49.8%へと上昇しましたが、全国目標の80%には達していません。

スクリーニング率の向上は不均一であり、所得(20万ドル超)、非ヒスパニック系、女性でより高い傾向が見られました。ヒスパニック系では当初低かったものの、2024年には加速しました。

Kaiser Permanenteによる大規模な介入効果

Kaiser Permanente Northern Californiaでは、45歳会員への手紙送付とFIT(便潜血検査)キットの郵送という介入により、2025年までにスクリーニング率が50%に急増しました。この増加のほぼ全てはFIT検査によるものです。

若年層におけるポリープ検出率

18~44歳の診断的内視鏡検査を受けた5418人のうち、14.5%に前がん性ポリープ(腺腫や無茎性鋸歯状病変)が検出されました。

ポリープ検出率は年齢とともに上昇し、18~24歳で7.7%だったのが、35~44歳では18.1%でした。

男性は女性よりも検出率が高く(男性17.1% vs 女性12.6%)、喫煙者や肥満者でも高い傾向が見られました。

今後の課題と提言

大腸がん発生率が最も急速に上昇しているヒスパニック系、低所得層、そしてポリープ検出率が高いにもかかわらずスクリーニング率が低い若年男性への重点的なスクリーニングが必要です。

若年層には、従来の電話や手紙に加え、テキストメッセージ、AI、ソーシャルメディアなど、より効果的なコミュニケーション手段を活用したアウトリーチが提案されています。

元記事:CRC Screening in Adults Under 50: Research Reveals Trends