オルフォグリプロン、閉経状態に関わらず女性の体重減少に寄与
経口GLP-1受容体作動薬であるオルフォグリプロンは、肥満、または過体重かつ少なくとも1つの肥満関連合併症を持つ女性において、閉経状態(閉経前、閉経周辺期、閉経後)に関わらず、プラセボと比較して体重および腹囲の有意な減少をもたらすことが示されました。
研究方法
この知見は、ATTAIN-1試験(糖尿病のない患者)とATTAIN-2試験(2型糖尿病のある患者)の事後解析に基づいています。研究者らは女性参加者を閉経状態別にサブグループに分類し、72週時点での体重、腹囲、ウエスト身長比の変化、および5%・10%・15%・20%以上の体重減少を達成した女性の割合を評価しました。
主要な結果
ATTAIN-1(糖尿病なし): オルフォグリプロン36mg群では、閉経前、閉経周辺期、閉経後の各サブグループで、それぞれ12.81%、14.38%、14.07%の体重減少が見られました。これはプラセボ群の0.25%、1.02%、0.62%と比較して統計的に有意な差でした(P < .001)。
ATTAIN-2(2型糖尿病あり): オルフォグリプロン36mg群では、同様に各サブグループで、それぞれ11.30%、8.88%、13.62%の体重減少を示し、プラセボ群の2.88%、1.57%、2.00%を上回りました(P < .05)。
ATTAIN-1のオルフォグリプロン群では、閉経状態に関わらず80%以上の女性が5%以上の体重減少を達成しました。これはプラセボ群の約20〜25%と比較して顕著でした(P < .001)。
オルフォグリプロン治療を受けた女性は、両試験のほとんどの閉経サブグループで、ウエスト身長比が低いカテゴリーに有意に移行しました。
結論
これらの結果は、オルフォグリプロンが様々な閉経段階にある女性の肥満管理において有効であることを裏付けています。
この研究はEli Lilly and Companyの支援を受けており、欧州糖尿病学会(EASD)2026年年次総会で発表される予定です。