サルコペニアと転倒を高齢者で軽減するダンス介入 – Medscape – 2025年9月17日

サルコペニア高齢者向けダンス・リズム運動プログラムが身体・精神機能と転倒を改善

TOPLINE: 1年間にわたるダンスとリズムを組み合わせた多機能運動プログラムが、サルコペニアの高齢者の身体的および精神的機能を改善し、転倒を減少させることが示されました。

研究方法

研究者らは、ダルクローズ・ユーリズミックス(DE)と呼ばれる介入が12ヶ月後に身体能力を改善するかどうかを、運動しない対照群と比較する概念実証研究を実施しました。DEは音楽をベースとし、認知および身体的要素を取り入れていますが、筋力トレーニングは含みません。DE運動介入は監督下で行われるグループベースで、週2回、1時間実施されました。

単一施設にて、サルコペニア(DEXAによる低筋肉量)を有する65歳以上の成人196人を、DE介入群または対照群に無作為に割り付けました。参加者の平均年齢は75.2歳(女性89%)で、平均BMIは27でした。また、Short Physical Performance Battery(SPPB)スコアが3〜10と、低い身体能力を示していました。

主要な研究結果

DEは、SPPBスコア(調整差[AD], 1.16; P < .001)、握力(AD, 1.34 kg; P < .05)、およびトレイルメイキングテストパートB(AD, -13.68; P < .001)を含む、他の身体的および認知的測定値においてより大きな改善をもたらしました。

さらに、DEは転倒の減少にもつながりました(調整ハザード比, 0.56; P = .033)。介入と媒介変数の相互作用分析では、認知機能の改善が身体的アウトカムまたは転倒発生率の改善を媒介したという証拠は見られませんでした。

今後の展望と限界

本研究は概念実証であり、研究者らはDEトレーニングの筋力に関する利点を明確にするためにさらなる研究を実施する予定です。

研究の限界としては、参加者におけるサルコペニアの定義に異質性があったこと、単一施設での実施であったこと、サンプルサイズが小さかったこと、および男性が少なかったことが挙げられます。

元記事:Dance Intervention Reduces Sarcopenia, Falls in Older Adults