欧州、LP.8.1対応COVID-19ブースターを承認、対象年齢を12歳以上に拡大
欧州医薬品庁(EMA)のヒト用医薬品委員会は、組換えタンパク質ベースのCOVID-19ブースターワクチンBimervax(HIPRA Human Health)の販売承認変更について肯定的な見解を示しました。この更新されたワクチンは、現在世界的に優勢なLP.8.1変異株を標的とし、ブースター接種の最低年齢を16歳から12歳以上の青少年に引き下げました。
Bimervaxの概要と接種方法
Bimervaxは、SARS-CoV-2スパイクタンパク質の実験室で生成された部分と、免疫反応を増強するアジュバントを含む組換えワクチンです。以前にmRNAベースのCOVID-19ワクチンを接種した個人に対し、少なくとも6ヶ月後に単回ブースターとして上腕に投与されます。
臨床的証拠
ワクチンの効果は、Bimervaxとオリジナルの武漢株をカバーするmRNAワクチンComirnatyを比較した免疫ブリッジング研究によって評価されました。
Bimervaxは、オリジナル株に対する抗体レベルはComirnatyより低かったものの、ベータ株とオミクロン株に対してはより高い抗体レベル、デルタ株に対しては同等のレベルを生成しました。
16〜17歳の青少年を対象とした補助データでも、成人で観察されたものと同等の適切な免疫応答が示されました。
副作用
最も一般的な副作用(10人に1人以上)は、注射部位の痛み、頭痛、疲労、筋肉痛です。より稀な副作用には、リンパ節腫脹、消化器症状、発熱などが含まれます。
LP.8.1変異株の標的化と今後の戦略
EMAの緊急タスクフォースは、JN.1株を超えて世界で最も広く流通しているLP.8.1変異株を標的とするCOVID-19ワクチンの更新を推奨しています。LP.8.1対応ワクチンへの再処方は、欧州の2025-2026年予防接種キャンペーン戦略において中心的な役割を果たすと予想されます。LP.8.1対応ワクチンが利用可能になるまでは、JN.1またはKP.2株を標的とするワクチンも2025年のキャンペーンで使用できるとされています。各EU加盟国の当局は、それぞれの国の状況に基づいて予防接種キャンペーンに関する最終決定を行います。